異をとなえん |

産業革命は農業革命 - 理想国家としての日本(その10)

2008.11.04 Tue

18:52:14

いよいよ近代である。
近代とは何か
私の答えは産業革命だ。
産業革命が起こる社会、それが近代社会だ。
ただ、実際に産業革命が起こった国、地域は限られている。
現在でも産業革命が起こっていない国はたくさんある。
貧困国で、産業革命が起こらず、発展できないのはなぜだろうか。
産業革命の起こる条件を検討していきたい。

まず、産業革命は同時に農業革命であった事を踏まえておきたい。
イギリスでは、浅羽良昌「経済大国の盛衰300年」(P85)によると、
1700年から1760年までの農業の成長率は年率0.6%で、
GDP成長率0.7%とほとんど変わりない。
考えてみると、これは当然である。

国民の大部分が農業生産に従事しているとし、余剰食糧によって、
残りの人間は食べていくことができるとしよう。
産業革命で技術革新が発生して、農業以外の生産性が飛躍的に向上していく。
しかし、それだけでは、新しく生まれた製品を購入できる人間は限られてしまう。
農業の生産性が向上していなければ、農民は新製品を購入できない。
結局、生産性の向上した、ほんの一部分の人間だけが購入できる。
その時代の人口の大部分を占める農民が、
購入できない製品では成長も微々たるものになるだろう。

また、なんとか売れたとして、生産を拡張していく事を考えてみよう。
新規に従業員を雇うためには、その従業員をどこかから供給してくれる部門が必要だ。
つまり生産性を向上させ、より少ない人間で同じ生産量を達成できる部門が。
それが農業であった事は、明らかだろう。

農業での生産性向上は、国際競争力を高め輸出を増やしていく。
その結果、生産量自体も増えていく。
このように考えれば、産業革命が農業の発展を伴う事は必然であったのだ。

中途半端な所で終わってしまった。
どうも、筆が進まない。
でも、書いていかねば仕方がないので、とりあえずリリース。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら

118 続:産業革命は農業革命 - 理想国家としての日本(その11)

前回 はイギリスの例で産業革命が農業革命である事を述べた。 それでは、日本ではどうだろうか。 日本の場合も農業は発展している。 前と同じく、浅羽良昌「経済大国の盛衰300年」(P224)によると、 1874年がら1912年までの農業の成長率は、年率1.91%となる。 ただし、その時...