異をとなえん |

中国新体制のメンバーが決まる

2012.11.15 Thu

21:49:12

中国で政治局常務委員が決定した。

〔情報BOX〕中国共産党の新たな政治局常務委員と政治局員

引用開始

<政治局常務委員>
習近平 (June 1953)
李克強 (July 1955)
張徳江 (November 1946)
兪正声 (April 1945)
劉雲山 (July 1947)
王岐山 (July 1948)
張高麗 (November 1946)
引用終了

団派と呼ばれる人は首相に選出されると思われる李克強しか入っておらず、団派は派閥争いに敗北したように見える。
もっとも派閥争いといっても、昔の4人組が暴れてたような時代とは違って中間派が多いはずだ。

組織が明確な派閥によって分断される状態になると、どの派閥も引くに引けなくなってしまう。
中国みたいな法の支配が確立されていない国では、負けた方がひどい目にあうからだ。
実際最近の中国でも、政治局員クラスの大物が汚職などによって失脚する例が見られる。
1996年の陳希同・北京市書記、2006年の陳良宇・上海市書記、2012年の薄煕来・重慶市書記と単に権力争いに負けて、政治の表舞台から退場するだけではなくて、裁判で罪に問われて刑務所に入っている。
汚職で罪に問われているがそれ自体はみんなが実行していることなので、本当の罪は権力争いで負けたということだ。
問題なのは、権力争いで負けると刑務所に行くという厳しい政治環境だ。
負けても会社から追われるだけのような権力闘争ではなく、命をかけて戦っているわけだ。
だから負ける派閥などに誰も組したくない。
中国共産党の総意に忠誠を誓って、正面きって派閥などに参加する人はいなくなる。
それに共産党で派閥は禁止されている。
分派闘争をしているということ、それだけで党則違反のはずだ。

つまり今回の常務委員の選出では団派と呼ばれる人たちが一見敗北したように見えるけれど、本当にそうかということはよくわからない。
ただ、胡錦濤の力が衰えていることは明らかに見える。
胡錦濤と人脈がある共青団のメンバーが一人しか入らないこと、親日的と見られる胡錦濤に逆らう形で反日政策が実行されていることなどが、その証拠だろう。
ただそれで誰が勝ったかは、明らかではない。
党全体として胡錦濤に反対する勢力が大勢になった、そういうことだろう。

なんか話がまとまらない。
もう少し言いたいことがあるので、この項続く。

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529 中間派が最大勢力 - 続:中国新体制のメンバーが決まる

前の記事では、政治の基本原則と中国の未来予測について書こうとして、言いたいことが散漫になってしまった。 もう少し意見をまとめておきたい。 まず、私の政治に対する基本理解だ。 派閥争いにおいての基本原則は、組織は普通中間派が最大勢力だということだ。 日本の会社でも会長派と社長派が争っているなどという話をよく聞くが、普通はどちらの派にも属さず会社のために全力をつくしている社員が