異をとなえん |

「弱い日本の強い円」他感想

2011.10.28 Fri

19:19:56

昨日、本屋に行って目についた本。

新井素子さんが「銀婚式物語」を出していた。

中身うんぬんよりも、「新婚物語」から25年たった事実に驚いた。
私も年をとるわけである。
金婚式物語も書きたいとあとがきにあって、それまで夫婦睦まじくあって欲しい。

佐々木氏による「弱い日本の強い円」は基本的な為替相場に関する本で参考になる。

円とドルの為替相場はドル円相場と呼ぶべきで、逆の円ドル相場と呼んではいけない。
ドル円相場が下落したといったら、ドル安を意味している。
ドル円相場で1ドルが80円から70円に下がったら円高だけど、誤解しやすいのでドル安と言う。
上記のような基本的事項が、実務を知らない私には参考になった。

その他にも、クロス円などを含めて現象を判断するなどと言うのが参考になる。
たとえば、現在円はドルに対して最高値を次々に更新している。
安住財務相は投機による円高は容認できないとか、発言しているようだが、どうだかと思うわけだ。
なんといってもドル円相場の値幅は近頃極端に小さくなっている。
はっきりいって、今ほど投機の影響が少い相場はない。
ドル円相場が動かなくても、クロス円の相場はかなり動いている。
つまり、ユーロ高、ユーロ安という現象の振動が、一部ドル円相場に反映しているだけで、本質的にはあまり動いていない。
それなのに、今のドル安円高という現象を重く見るのは、判断を間違うもとだ作者はいっているように思う。

長期的に見ると、購買力平価によって為替相場は決まるなど、全体として、バランスの取れたいい本だと思う。
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