異をとなえん |

中国の不良債権について

2008.04.22 Tue

23:58:01

Yutakarlsonさんのコメントに触発されて、
中国の不良債権について考えをまとめてみた。

結論から言うと、中国の不良債権は国の社会保障の一部であって、
それほど大きい問題ではない。
あるいは大きな問題かも知れないが、
その根本の問題は中国の経済システムが真っ当ではないことで、
金額が大きいから破綻するとかは一概に言えない。

中国では、そもそも借金を返す文化がないとか言う話があって、
私なんかは耳を疑う。
そもそもそんなことでは、経済が動いていくか怪しいので、
何らかの方法で解決しているはずだと思う。
このように、中国の経済について真面目に考え出すと、
信用できない部分は多いし、
そんなシステム正常に動くのかという部分が多くて、
実によくわからない。

そもそも私の理解している不良債権というのは、
中国の国営企業が万年赤字で、それを国営銀行が支え続け、
結果としてたまる累積赤字のことだ。
古い国営企業というのは社会主義なので、
従業員の年金等の面倒を見てきた。
世界への開放後は、これらが原因で猛烈な赤字になっている。

この不良債権は大問題と言えば大問題なのだが、
国営企業の従業員に年金を支払っていると思えば、
そんなに大ごとな話ではなくなってくる。
こそこそやっている一部の特権階級への利益供与とも見なせるが、
成長への大きな問題ではない。
今の日本の第三セクターの赤字問題に似ているが、
地方自治体の税金が増えていけば、ごまかせるはずだ。

また、基本的に現在の中国はかなり成長していることは間違いないので、
国営企業がある程度の生産をしていれば、
トータルで見れば採算が取れている可能性もある。
現在の日本みたいに人口が減少して、
公共のストラクチャが完全にムダになってしまうのとは違う。

結局、国営企業の累積赤字は税金が増える事によって相殺されるならば、
トータルでみてその投資は許容される。
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アメリカ人がデブな理由

2008.04.21 Mon

16:56:19

アメリカ人はデブである。
下記はよく見るコピペだが、実話かどうか知らないけど笑ってしまった。


まず、Aさんが好んで出入りする英語系の大手のアニメファンサイトには、アメリカ人を
はじめアジアやヨーロッパなど、世界各国からファンが集まります。
そのアニメを受け取るお国柄の違いが面白いわけです。
たとえばアメリカ人のアニメファンはアニメを通じて自分をいっぱしの日本通だと勘違いして
大間違いな日本論を展開し、フランス人やイタリア人は古いアニメの話題になると食いつき
ドイツ人はとにかく変態です。
中国人は時々思い出したように日本の悪口を書き始めて火がついたように猛烈に
BBSを荒らし、韓国人はいつも日本人の悪口を書いています。
カナダ人が日本への悪口の書き方を見て中国人か韓国人かを当てる遊びをしはじめ
イギリス人が仲裁に入る。そういうムチャクチャなカオスを楽しむのが海外アニメサイトの醍醐味です。
そんな中でも特に面白いのが、なんといっても雑談です。
「日本人は、他の国をどう思ってるのか?」
という話題が上りました。ドイツ人が日本のサイトに載ってた各国に対する印象のアンケートを拾ってきたようです。
伊「うちの国、スケベで怠け者だと思われてるよ」
英「紳士の国だと思われてるらしい。そんな奴いないのに」
仏「うちも悪くは思われてないが、ステレオタイプだよ」
たぶん嫌韓嫌中傾向のある2ちゃんねるユーザーが群がったアンケートだったからでしょうが
普段散々悪口を言ってる日本人から圧倒的に嫌われていることを知って、自分は
嫌っていてもまさか日本から嫌われてるとは考えてもいなかった中国人と韓国人はヘコんでいます。
アメリカ人も、
米「アメリカ人はデブで失礼な中年白人男だと思われてる! ひどい!」
と憤慨し始めました。しかし、誰もアメリカには同意しません。
英「??何が間違ってるんだ? そのとおりだろ」
韓「少なくともアメリカ人がデブというのは正しい」
中「アメリカに行ったとき、あまりの凄さにビックリした」
加「アメリカ人はカナダに来るな。デブがうつる」
伊「いっそアメリカの国技を相撲にしたほうがよくね?」
仏「スーパーサイズ ユー」
などと、むしろ一斉にアメリカ人は太ってると言い始めました。
外国のことをほとんど知らないアメリカ人は、アフリカ等の発展途上国以外は
世界のどこでもアメリカと同じようなものだと思っていたようです。
米「デブばかりじゃないよ! 痩せてる人もいるよ!」
アメリカ人は怒ります。そりゃまあ、どんな国にでも痩せてる人ぐらいいます。
そこに、フランス人が「でもおまえはデブなんだろ?」などと言いながらまぜっかえしています。
そのうち、ついにドイツ人が「じゃあここに、国連の公式データを貼っておきますね」
と、とどめを刺すように資料サイトからなにやら貼り付けました。
それはアメリカの全人口のうち、極度の肥満が32%・肥満傾向35%という資料でした。
アメリカ人が世界でダントツの肥満率だということがグラフで分かる資料です。
さすがに全員の予想をはるかに超える肥満率に、アメリカ人も含めて一同呆然。
「いくらなんでも、7割近くがデブってどういう国だよ!」
思わぬ資料で世界からドン引きされるアメリカ。
筋書きはないけどドラマはある海外のBBSはこれだから面白い!
そう思わずにはいられないAさんでした。


持ってきたのは下記。

九曜な日記:なんとなく分かる

では、なぜアメリカ人はデブなのだろうか?

非常に所得が高いのは一因だろうし、
サービス産業中心で肉体労働が少くなっている事もその理由だろうが、
もう一つ自動車に乗って全然歩かないせいではないだろうか。

増田悦佐氏の本
を読んで以来そんな事を考えている。
だから、外国人が日本に来るとやせる。

お茶妖精:外国人が語る「日本に住んで変わったこと」 - livedoor Blog(ブログ)

を最初読んだ時は、下記のような事をあまり関連づけて考えなかったけど、
やせるのも、眠れるのも、電車に乗って無理矢理歩かされているからだ。


・米をたくさん食べるようになった。でも、食事や甘いものを食べる量は減った。テレビや車の利用も減ったね。あと下着がブリーフか
らボクサータイプに変わった。
・アメリカだと車だけで移動したけどこっちでは電車も自転車も徒歩も使うね。リビングがアメリカのクローゼット並にせまくて、帰宅
した時に車の中みたく暑くなってる。
・電車の利用が増えたから読書も増えた。服の流行を意識する。
・今はカナダに帰ってるんだけど、日本では車を使わず徒歩が多かった。というのも、日本で車を持ってなかったからだけど、公共移動
機関がすごく速くて効率的だったから少しも苦じゃなかった。ただ、食べ物はカナダの方がいいね。日本は野菜や果物が高い!
・本物のラーメンを楽しめた。五分でできるチャイニーズパックのやつじゃなくて。あと、なぜか良く眠れた。
・朝食を食べるようになった。昔はジュースを飲んで学校に行ったけど。日が沈むのが6時と驚くほど早いのは好きじゃない。上と同じ
で、私も本当に良く眠れる。8時くらいからベッドで眠れるし、なぜか皆そうらしい。

お米を食べる民族は太りにくいそうです。だから海外の人が日本に来ると痩せるか(珍しいものをどんどん食べて)太るかのどっちかだ
とか。
(中略)
よく眠れるってのは何か理由があるのんでしょうか?布団が理由ではないだろうけど。


アメリカ以外の国は、鉄道型の社会とは言えなくても、自動車社会でもない。
だから、アメリカほどデブではない。
ある事に固執して、なんでもかんでもそれに結びつけるのは避けるべきなんだけど、
デブと自動車の利用は関連づけできる気がする。
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世界経済の今後のついてのメモ

2008.04.20 Sun

23:45:05

poreporeさんからコメントがあったので、
それに答える感じで今後の世界経済についての予想をまとめてみた。

1.アメリカ経済

アメリカ経済に大恐慌はない。ドルの基軸通貨崩壊もない。
大きな金融機関の倒産もない。
こう予想する。

ベア・スターンズの救済に見られたように、
FRBは倒産の危機に対して実質的に公共資金を投入する方法で倒産を回避した。
FRBのこの決断によって過度な金融不安は安らぎ、市場は安定を取り戻しつつある。
本格的な景気後退はまだ先だろうが、
金融機関の倒産を考慮に入れたような予測は消えた。

ただ、FRBが実質的に支援に乗り出したということは、低金利政策もあいまって、
ドルの価値を目減りさせる。
そこでドルの基軸通貨崩壊なんて予測が出てくる。

為替は本当に予測不可能だが、購買力平価から見て
ドルの価格がさらに半分になるくらいが限度だろう。
それ以上はアメリカ国内でハイパーインフレが発生するのでなければ、
ドルの低落は止まる。
インフレは景気が悪くなりつつあるのだから、そんなには進まない。
低金利政策も日本と同じでインフレになるほどの景気回復は起こせない。

金融機関の倒産も、ドルの大暴落もなければ、大恐慌はない。

それでは、アメリカ経済はどうなるか。
日本のバブル崩壊の時と同じで、景気が悪い状態のまま進んでいく。
ただ、日本のGNP成長率が90年代初めプラスを維持したように、
実体経済自体はそれほど悪くならない。
レクサスの売行き不振に見られるように、
バブルのような贅沢消費は減るが必要な物は買っていく。


円高(ドル安といった方が正解かも)の要因もありますが、アメリカの不況の影響は予想以上に大きいですね。今や、高級車の「レクサス」も、アメリカ景気減退の兆候を示す座標のひとつになっているのですね。

日本企業の場合は特殊です。”表帳簿”であるジェトロ等で公表している、日本のアメリカ向けの輸出は直接的な輸出額に限らず、間接的な輸出額も含めると相当な額です。

対米輸出超過の摩擦を避けるために中間経由として、中国をはじめ新興諸国を利用している点を考慮しなければなりません。私たちの想像以上に余波を受ける羽目になるでしょう。企業は玉突き衝突のように、連鎖的にダメージを負うでしょう。


日本のアメリカがらみの輸出は伸びる事はないけれど、
大きな落ち込みもないと見ているのだけれど甘いだろうか。
日本からアメリカへの直接輸出は自動車以外は、ほとんど資本財で、
アメリカが輸出を増やすために必要だと考えると落ちこみにくいし、
自動車も日本車の低燃費という特性を考えると競争力は強い。
中国をはじめとした新興諸国からの間接輸出はよくわからない。
微妙だが、新興諸国自体の内部市場も大きくなっているから、
そこでカバーできないかと思う。

2.EU経済

EUは怪しい。

イギリス・スペインあたりは、
不動産価格の上昇が停止して非常におかしくなっている。
しかし、ドイツ・フランスの景気はそれほど悪くなさそうなので、
ぼちぼちやっていくのではないだろうか。

3.原油、穀物価格の高騰

実はここが一番読めない。

アメリカの景気後退は商品価格の低下を招くはずなのに、そうなっていない。
アメリカの実体経済自体はそう落ち込まないという予測と、
中国の需要は堅調であるという予測が、その原因だと思っている。

中国の景気もこんなに商品価格が上がっては持たないと思うのだが、
まだ堪えている。
中国の経済成長率が大きく低下する、
5%以下になるくらいでなければ、商品相場はまだまだ強い。


アメリカ住宅バブル崩壊の影響で、私が危惧しているのは、原油、穀物価格の高騰です。


ちょっとどういう意味だかわからない。
バブル崩壊で景気が悪くなるのは、原油、穀物価格にとって下落原因では?


これらは私たちの生活では、必要不可欠です。ウォール街やシティはサブプライム・ローン問題が発生する前から予想していました。事実そうなったことから、「予想」というより彼らの「意思」であることには変わりません。


原油を大量に買っている。穀物をエタノールに変えている。
だから、価格の高騰が彼らの「意思」であることは変わりないだろうけど、
目的は安全保障では?

4.日本

日本経済の予測も難しい。
今年2月の工業生産指数の結果がプラスになったように、
ある程度、底固いというシグナルを発っしている、
世界経済への不安から慎重になっているように見える。
マイナス成長にはならないのでは、なって欲しくない。


やっぱり外需主導は危険?


日本は貿易依存度が低すぎる事自体が問題なので、
将来の為替リスクを考えて輸出している企業に任せるしかないと思う。
なんとかするでしょう。



日本は”持たざる国”です。チベット問題、懐古主義への帰結、捕鯨問題をはじめ、右派の扇動や左派の非現実的な主張に振り回されること無く、冷静に物事を対処する必要があります。海外からの挑発を受けることになると思いますが、慎重な姿勢が望まれるでしょう。



日本政府は海外からの挑発があろうとなかろうと、常に慎重な姿勢なので、
その点の心配はいらない気がする。
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「AKIBA TOLIM」(アキバトリム)感想

2008.04.19 Sat

23:44:44

秋葉原に所用があって、
「AKIBA TOLIM」を4月17日木曜日オープンした日に見てきた。

「AKIBA TOLIM」というのは、
つくばエクスプレスの秋葉原駅の前にできた新しいビルである。
詳しい事は下記を見て欲しい。

秋葉原にスイーツ(笑)なビル AKIBA TOLIM

ちょこちょことエスカレーターを昇って降りてきた。
2階に31アイスクリームの店があって、
そのテラスの所がちょっと低くなっているのがおしゃれっぽい。

細長い感じのビルだから中は狭く感じる。
ブックファーストはヨドバシカメラの本屋と比べると小さいが、
窓際に椅子が置いてあり本を読めるようになっていて、
ちょっといい感じだ。
窓から通りの向い側を見ると、
見覚えのない新しいビルがあって、あんなビルいつの間にできたかと思う。
後で調べると「チョムチョム秋葉原」というビルらしい。
飲食店中心の店らしくてまだオープンしていない。
オープンは4月24日だったかな。

秋葉原も随分変わったなと感じて、
つくばエクスプレスの駅の前の地図をチェックする。
ブックオフがあって、いつの間に開設したんだとやはり驚く。
「AKIBA TOLIM」の隣りだったので行ってみると、
まだオープンしてなかった。
4月26日(土)オープンらしい。
都内最大級の店舗らしいのでちょっと楽しみだ。

しかし、ブックオフの下のアダルトビデオの店は残っていた。
「AKIBA TOLIM」は女性を取りこむのが狙いみたいだが、
その隣りに道からもヌードポスターが見れるような店があるのは、
面白かった。
今後どうなるのだろう。

帰り際ヨドバシカメラの前から秋葉原を見たら
高層ビルの立ち並んでいる感じがきれいだった。
あの風景自体はかなり前からあるはずだが、
今日しみじみ見てきれいだと思った。
ミーハーの私は最近流行りのガラスで作られている感じのビルが好みなのだ。
秋葉原も変ったたものだ。
何年か前の東口とは全然違う。
今日は結局、ラジオ会館より西には行かなかった。

東京は変わりつつある。
緑が目について綺麗になっている気がするのは、私だけだろうか。
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「国産旅客機が世界の空を飛ぶ日」感想

2008.04.18 Fri

19:15:54

前間孝則著「国産旅客機が世界の空を飛ぶ日」を読む。
1990年ごろから2003年までの、日本の航空機業界を中心に世界の動向を追っている。
データ量は豊富だと思うが、深みはない感じでかなり読みにくかった。

感想としては、
筆者は航空機産業の育成が絶対に必要だと無条件に考え、
そのため政府の強力な指導力が必要だとしているように見えるが、
本を読んだ限りでは、
航空機産業が本当に必要なのか疑問に思える。

1990年代後半カナダのボンバルディアとブラジルのエンブラエルが、
リージョナルジェットと呼ばれる航空機で100席以下の小型旅客機の市場を制して、
航空機業界はボーイングとエアバスを含めた4社の寡占となった。
リージョナルジェットの市場に新たに挑戦しているのは、
他に中国とロシアの会社がある。
これらの国は、EUは別だが、他はちょうど国土面積の上位五ヶ国になっていて、
航空機産業と国土面積の広さ関連していると思われる。

日本は国土が小さく、他の輸送機関が発達していることもあいまって、
小型旅客機の市場は小さい。
それ以上大きな旅客機は技術的に手が届かなかった事を考えると、
日本で航空機産業が発展する余地は元々乏しかった。
自国の需要がたいした事なくて、技術的に輸出が極めて難しいならば、
それに重点を置かないのは当然だ。
そう考えると、むしろYS11の開発を政府主導で実施した事が間違いだった。
筆者は、日本政府や企業のあり方に批判的だが、
私は逆に同情的である。
赤字を延々と出してまでやることではない。

では現在の三菱重工のMRJの開発をどう評価するか。
全日空から少し確定受注があったとはいえ、たいした事はない。
この状況で決断したのは勇気あることだ。
なぜ決断できたかを考えると、
世界に売れると信じている事に尽きると思う。
日本の市場がたいした事なくても、
技術力によって世界の市場に輸出できると考えているのだ。
他の航空機メーカーが自国の需要を、かなりあてにできるのに対して、
それもないまま挑戦する三菱重工が一番アグレッシブに見えるのは
私だけだろうか。
世界への輸出で日本政府が、頼りになるわけがない。
その状況でも挑戦する三菱重工の覚悟を買いたい。
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「物価上昇、しょうがない」福田発言

2008.04.17 Thu

13:19:49

福田首相が「物価上昇、しょうがない」と発言したらしい。
具体的にどう言ったかは知らないし、興味もない。
ただ、2ちゃんねるでは批判沸騰とスレッドに出ていて意見を言いたくなった。

まず、現在の物価上昇は原油・石炭・鉄鉱石・穀物などの、
海外の商品相場の上昇から起きているものであって、
日本の総理大臣が対応できる処置はほとんどない。
そういう意味で「しょうがない」というのは、総理の実感でもあると思うし、
自分の感想を正直に言っているだけだろう。
私の目には批判に値する発言だとは全然思えない。

しかし、因縁をつける人はいる。
支持率が下がり始めて、
マスコミやその他誰でも文句を言いやすくなっているのだ。
そうなると、どんな発言でもあらを見つけることができる。
そして支持率が下がる。

国民一人一人が首相の発言を一々チェックしているわけではない。
全般的に自分にとって望ましい方向に政策を進めているのであれば
支持をする。
どういう政策を目指しているかは、いろいろな印象や些細な事などを見聞きして、
全般的に判断している。
一人一人はどうであろうとも、全国民としてはそんな感じだ。
国民が信頼性を持っていれば、個々の細かな発言は気にしなくなる。
マスコミがどう報道しようとも拒否する。
今回の騒動は国民が福田政権に対して見放しつつある現れに見える。

福田首相はどういう方向の政策を考えているか、わからないと言われる。
私もそう思う。
道路財源の一般化にしても、どこまで本気なのかまるで見当がつかない。
はっきり言って、私は我慢できずみかぎりつつある。
そして、この発言による騒動は、政権が末期症状に入ったことを思わせる。
続けようと思えば、続ける事はできるだろうけれど、
その気力が福田首相にあるのだろうか。
総理大臣の座は、それなりの信念理想がなくてはやっていけない。
ある程度やれば、どうしてもそれが見えてしまう。
福田首相にそれが見えてこないのは、
本当に臨時でやっているからではないだろうか。
であるとすれば、終わりは近いのかもしれない。
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「ハングルの歴史」感想

2008.04.16 Wed

18:02:48

「ハングルの歴史」を読む。
「ハングルの歴史」は朴永濬(パク・ヨンジュン)を始めとした4人の著者から成る本で、
訳したのは中西恭子、出版社は白水社、発行年月日は2007年4月10日である。

「ハングルの歴史」の原題名の直訳は「韓国語の謎」で、
ハングルというよりハングル語というニュアンスになっている。
韓国語に関する時代順の幾つかのトピックから成り立っていて、
よく理解するにはハングルを使いこなせるレベルが必要である。
ハングルをちょこっと勉強して、ほとんど忘れた私にはきつかった。

トピックスの題名には興味を引かれるものが多いのだが、
踏み込みが甘くて今一つである。
韓国の電波本を期待すると、危険そうな分野には全然踏みこんでこない。
たとえば、ハングルを使って法律勅令を表示しろといった勅令を、
ハングルにとって画期的と評価しながら、
その勅令が公布された1894年11月の時代背景については一言もない。
1894年11月は日清戦争で日本が清国をほぼ朝鮮から追い出し、
ソウルを占領下においている時期である。
嘘は書かないようにしているのだろうけれど、
真実とはほど遠いような気がする。

真面目な言語学の本としては、結論があいまいで、根拠が薄弱である。
たとえば、ハングルは他の文字の模倣なのかという面白いテーマがあるのだが、
各種の説を述べ、最後にモンゴル文字の模倣という説を紹介して、
いよいよ文字の比較が行なわれ結論が出されるかと思えば、
いきなりそこで終わってしまう。
本当は終わっていなくて、
日本の神代文字の模倣ではないという話が最後につくが、
ステーキを期待してカップヌードルを出されたような気持ちになる。

また、漢文を昔どう読んでいたかというテーマがある。
私は下記でちらっと疑問を呈していた。

韓国新政権の英語教育改革

本の中でも一章があてられているのだが、
そこでは口訣という日本の漢文のレ点のような物が
紹介される。
だから、漢字の部分は中国から取り入れた漢字音で発音して、
それ以外の部分は韓国語で補っていたのではないかと私は思う。
ただ、本の中ではその結論がはっきりしない。
たぶん、資料が少なすぎてはっきりと言えないのだ。
そういう部分が多い。

他にもハングルのばらし書きの話とか、ローマ字表記の方法とか、
正しい綴り方の話とか面白いテーマはたくさんあるのだが、
言語学的観点から見ると突っ込みが浅く、
歴史物語的に見るとつまらないと、ダメダメである。

そういう訳で普通の人にはちょっとお勧めできない本であった。

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