異をとなえん |

続リニア中央新幹線の東京始発駅構想

2009.04.07 Tue

23:54:45

昨日に引き続き、リニア中央新幹線の話をする。
とはいっても、題名を完全に裏切っている、もう一つの妄想だ。
リニア中央新幹線を大宮駅まで延伸して、始発駅を大宮駅にするというものだ。
これには、大前提として、北海道新幹線や北陸新幹線ができると、
東京大宮間がボトルネックになることを仮定している。
新規に作られた路線に列車を通すと、
東京大宮間で入りきれなくなってしまうからだ。
もっとも、JR東日本は、運用やら何やらでカバーするみたいで、
本当にボトルネックになるかどうかは、疑問の部分もある。
それでも東京大宮間が厳しい状況になうのは間違いない。
それに対応するために、新宿大宮間に新幹線を通そうという考えは昔からある。
新宿駅には、それに対応するプラットホームが準備されている。
リニアでの新線は、この案の変形になる。

それでは、リニア中央新幹線を大宮駅まで延伸する利点は何だろうか。
まず、一番の利点は始発駅での乗り降りにゆとりが持てることだ。
東京駅には、空間的にゆとりが少ない。
結果運用が厳しくなる。
新幹線が折り返す時、
物凄いスピードで客を降ろして、掃除して、客を乗せなければならない。
事故が起これば大変だ。
延伸すれば、大宮での始発になるので、施設を広くとれると思われる。
プラットホームは地下に作るしかないだろうけれど、東京駅ほど混み合ってはいまい。

もう一つの利点は、速度の短縮だ。
東京大宮間は、当時の建設の経緯によって、スピードが制限されている。
騒音を出さないようにするために、非常に遅い。
東京から札幌に行く場合、時間短縮のネックになる。
ここをリニアですっとばせれば、大幅に時間の短縮になるはずだ。
大宮での乗り換えが発生するが、その分以上の時間を稼ぎ出せると思う。

そう思って実際の数値を調べてみた。
東京大宮間の距離は大体30km、現在かかっている時間は21分ぐらい。
たぶん、リニアなら加減速あっても10分以下になると思うが、
乗り換えには少なくとも10分を見なくてはいけない。
そうすると、リニアにする価値はほとんどない。

他の利点は何かあったと思うが、浮んでこない。
まあ、需要さえあれば、その他は些事ともいえる。

ここでリニアと普通の新幹線を比べて、
リニアの方がいいという意見を書こうとしていたのだが、
どうも考えてみたら普通の新幹線の方がいい気がしてきた。
新たに作る線が新宿大宮、あるいは東京大宮にしても、
乗り換えなして進めればリニアにする意味はほとんどない。
新設すればどちらにしても、地下で作らざるを得ず、速度は今よりも十分早くなる。
結局、リニアの方の建設費+運用費が普通の新幹線より安くなければ、
ほとんど意味がない。
東京大宮間で新設するとしたら、
傾斜が余りにも急になるのでリニアでないと動かないなどという理由がなければ、
リニアは無用となる。
東京駅の運用の問題も、二階建てにすれば、ある程度余裕ができる予定なのだから、これ
も理由にはならない。
書いても意味がない意見になってしまった。
でも一応書いたので投稿する。

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リニア中央新幹線の東京始発駅構想

2009.04.07 Tue

02:36:09

リニア中央新幹線の始発駅は品川駅が有力と聞いている。
報道では、JR東海の首脳部は品川駅のことを頻繁に話している。
ほとんど決まりみたいだ。
ただ、東京駅は、丸の内のビジネスの中心地であることと、
現在の新幹線のターミナル駅であることを考えれば、できれば始発駅にしたい。
そこで、東京駅にリニア中央新幹線を止める方法を考えてみた。

東京駅を始発駅にするには、
地下の構造が複雑すぎて駅を作るスペースがないことが問題らしい。
確かに地図なんかみると複雑そうである。
もっとも地下構造はよくわからないのだが、実際に路線を通そうとすると、
頭が痛い問題がたくさんありそうだ。
そこで、唯一作れそうな空間として、今ある駅の上が出てくる。
現在の線路の上に駅を作れればスペースは出てくる。

ただ、リニアの場合にはいろいろと問題がある。
東京都心部に入るためには、極めて深い所を通ってくるしかない。
そこで東京駅では2階に止める場所を作るとした、
途中で地上に出てくる線路の上に乗らなくてはならない。
なんか、聞いただけで大変そうである。
ちょうど空き地があるなんていう話を2ちゃんねるで読んだけど、
技術的にできるのかという問題や、費用の問題がある。
技術的にできるかというのは、狭い所から地上に出て、
現在の新幹線の上に乗るとしたら、
地上を浮いて走行することができるのだろうか。
できないとしたら、勾配が高くなりすぎないかという気がする。
そして、あまりにも難しい事をしすぎると、
できたとしても費用がかかり過ぎるかもしれない。

そこで、いいアイディアを思いついた。
品川始発で開業して、その後東京品川間の新幹線を一度止めて、
上新幹線、下リニアで新しく線を作ればいい。
そして、東京駅では、2階建てにして、
上が新幹線乗り場、下がリニア乗り場になる。
これなら、地下の空間を使用していないので余地は十分にあるはずだ。
東京品川間の路線を止めることは普通許されない。
しかし、リニア中央新幹線ができた状態ならば、
多くの人は品川で乗り降りするはずだ。
東京方面から名古屋に行く場合には、
速度を重視する人は品川でリニアに乗るはずだ。
その場合わざわざ、東京品川間を新幹線で行くことはないだろう。
逆に名古屋から東京へ行く場合にも、
速度を重視する人は品川までリニアで来て、
品川東京間はわざわざ新幹線には乗らないだろう。
もちろん、品川名古屋の途中で乗り降りする人もたくさんいるから、
その人たちには不便になる。
ただ、多数派でないことを考えれば許してくれるだろう。
そして、リニア中央新幹線を作る目的に、
東海道新幹線の大規模補修工事のためのバイパスとしての役割があることを考えれば、
止めることも当然に思える。
準備万端にすれば、止めている時間も短かくてすむだろう。

そんなわけで、これが私の考えた東京駅始発構想だ。
品川駅始発で開業して、新幹線を止めて、
東京駅に二階建で駅を作るという案は見たことがなかったので記述してみた。

今思いついたのだが、この案の問題点に一つ気づいた。
現在、上野東京間では、線路を二階建てにする工事をしている。
東北縦貫線構想だ。
東北線、常磐線と東海道線を直接行き来させる。
構想自体はずっと前からあったのだが、地元の同意が得られず、
ずっと難航していた。
二階建てにすると圧迫感があるとかいう話らしい。
この案も東京品川間で反対する人が出てくるかもしれない。
でも、まあきっと解決できる問題だと信じたい。
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「沸騰都市それから」感想

2009.04.04 Sat

18:22:44

「沸騰都市それから」を見た。
放送の時見ていたのだが、元気がなくて感想が書けなかった。
少し元気が出てきたので、一応感想を残しておく。

全体的にはつまらなかった。
何がつまらないかを考えてみると、あまりにも当たり前過ぎる所だ。
バブっていた都市に不況が来れば、いろいろと苦しくなるのは当たり前だろう。
その当然な景色が描かれているに過ぎない。
そういう意味でつまらなかった。

もちろん、ところどころに新鮮な部分はある。
ロンドンからポーランドまでバスが通っているのには、新鮮な驚きがあった。
アメリカの長距離バスと、距離的にものすごく離れているわけではない。
だから、あっても不思議はないけど、
国境を越えるイメージが長距離バスなどないように思わせていた。

ただ後半になると、いろいろと未来に関係した話が出てくる。
不況に陥った新興国同士の連係がある。
しかし、具体性に欠ける気がして、苦し紛れの発想だ。
NHKは、それを強引にハッピーエンドにまとめている。
バングラディッシュの新興工場主は、工場拡大を決断していた。
元請けが止めているのに、挑戦している所を見ると、それなりに見通しがあるのだろう。
放送では、海外に直接ルートを開くことによって仕事を取ろうとしてたみたいだけど、
あまりはっきりしない。
取材しろと突っ込みたいところだ。

「沸騰都市のそれから」で一番興味があったのは、バングラディッシュのNGOの話だった。
女性たちが無担保で、銀行から金を借りて豊かになっている。
あれは、うまくいっているのだろうか。
バングラディッシュへの危機の浸透が遅れているのを見ると、大丈夫なのかもしれない。
ただ、不況が一番弱いものに対して厳しく当たることを考えると、
その部分は放送して欲しかった。

沸騰都市のシリーズ全体を考えてみると、不満な部分の理由が、
ようやくわかった気がする。
都市の投機的で浮かれている部分だけを取り上げていて、それ以外の部分が弱いのだ。

たとえばドバイである。
ドバイがなぜ発展しているのか、その理由がよくわからない。
普通に考えると、交通の要所として、中東の物流の拠点というのが最大の魅力だ。
番組には、その説明がない。
少くとも記憶に残るほどは扱っていない。
だから、バブルに酔った投機的な部分だけを見ると、どうも変な感想を抱いてしまう。
それがつまらなく感じさせている。

どうも雑多な感想になってしまって、一本貫くようなものが見えない。
個々の作品は面白かったのに、最後で着地に失敗した感じだ。

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「沸騰都市ダッカ」感想
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沸騰都市「TOKYOモンスター」感想再び

2009.02.20 Fri

03:40:32

ブログにアクセスしてきている検索ワードを見ると、
「沸騰都市 東京モンスター」が多い。
でも番組のタイトルは「TOKYOモンスター」で、
これだけローマ字が入っていた特別な回だ。
それを記事を書くときには意識していたのだが、
なぜか記事のタイトルは今見ると「東京モンスター」になっている。
タイトルを直そうかと思ったのだが、アクセス数を稼ごうというスケベ心で、
もう一回記事をでっちあげることにした。
実験も兼ねてみる。
とは言っても、だいたいのことは、前の記事に書いてある。
そこで、推敲の際に落とした部分で、
かつ、この記事を読んで刺激された部分を追加してみた。

番組の中で江東区の新設の小学校が出ていた。
たとえ、世界がどう変わり、自分たちがどうなろうとも、
校長が言うように彼らにとってはここがふるさとだ。
私にとっても、東京がふるさとであり、コンクリートジャングルと言われようが、
モンスターと言われようが、ここがふるさとであることには変わりがない。
ざりがに釣りをした、水たまりはいつのまにかなくなってしまった。
でも、今住んでいる江東区は、そこらじゅうに公園がたくさんあって、緑はたくさんある。
東京に緑が少ないなんて、誰が言ってるのかと思うほどだが、
どうも江東区は公園が多いらしい。
川もある。
江東区の川は自然の川ではなくて、全部人口の川だ。
全部は言いすぎかもしれないけど。
番組の中で、東京は海を埋め立てて、広がっている話が出てきた。
あれを見ると、なんか元々の23区は普通の陸地みたいな感じだ。
そんなわけがない。
江戸と呼ばれて頃から、海辺を埋め立てて広がってきたのが東京だ。
だから、江東区のほとんどは埋立地だ。
川も人口の川となる。

東京はオランダみたいに海を埋め立てて、できている。
下町と言われる部分はほとんどそうだ。
だから、自然そのままとか言われると居心地が悪い。

ふるさとというのは、特別な場所だ。
どうあっても愛おしい。
冷静には見れない。
ほめられればうれしいし、けなされれば腹が立つ。
だから、モンスターなんて表現は好きではない。
世界のどこにてもある人々の住んでいる地域に過ぎないのだから。

もう一つ、補足。
今週の東洋経済か、ダイヤモンドによると、
東京で人員輸送に使っているヘリポートはないらしい。
新しく始める森ビルが唯一みたいだ。
高層ビルの上にあるヘリポートは避難用なんだろう。
そうすると、サンパウロとヘリコプターやヘリポートの数を比べると、
それはやっぱりわからない。

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沸騰都市「東京モンスター」感想

2009.02.18 Wed

03:15:28

NHKスペシャル沸騰都市最終回「TOKYOモンスター」を見る。

なかなか、感想にまとまりがつかない。
東京が生まれ、住んでいる場所ということもあって、冷静に見れてない。
それはNHKの制作スタッフも同じだ。
他の都市と扱いが違う。
他の都市の場合は善し悪しは別として、異邦人からの観点だった。
その都市に初めて訪れた人の初見の感じを中心にして、番組が制作されていた。
それがその都市の一番の熱気を捉えていたのだと思う。
でも、東京は自分たちの住んでいる都市であり、異邦人という観点で見れてない。
だから、人々の熱気を捉えることに失敗している。
都市開発に力を注いでいる、三菱地所と森ビルの社長が出ていたが、熱さを感じない。

アニメはつまらない。
東京が誰の意志で拡張しているかわからないなどという話を、なぜ作れるのだろう。
馬鹿な事を言っている。
そんなの、東京都民を中心として、
東京に利害関係を持つその他の国民や外国人の意志に決まっているではないか。
一人一人の力は些細であっても、それがまとまることによって、
東京という大都市を動かしている。
他の大都市の場合も変わりないはずなのだが、それには気付かないのだろうか。

東京を、もっと実感を持って描いて欲しかった。
東京は大きすぎて、個人で把握する限界を超えているような所がある。
私だったら、他の都市と比較することで、その実感を目指した気がする。

ドバイのビル開発は驚異的だった。
世界のクレーンの3分の1が集っている風評も、もっともらしい。
東京のビル開発はどうだろうか。
ドバイと比較することで、東京のエネルギーが実感できるのではないだろうか。
たとえば、開発しているオフィスの床面積を比較してみる。
高層ビルの棟数や海の埋め立て面積を比較してみる。
そうすることで、何かが見えたのではないだろうか。
私の予想ではオフィスの床面積は東京の方が多いが、他は少いだ。

ロンドンは何を比較するのかが難しい。
流入している外国人の数を比較することはできるだろうが、
東京がロンドンよりかなり少ない結果が見えているので、面白みは足りない。

ダッカ、イスタンブール、ヨハネスブルクとの比較は、
東京の沸騰がこれらの都市の沸騰と性格が違いすぎて、困難だ。

サンパウロとの比較だったら、ヘリコプターとかヘリポートの数だろう。
個人所有のヘリコプターの数では、東京は全然足りてないだろうが、
全体のヘリコプターの数だったらどうだろう。
わからない。
本当に比較して欲しい。
ヘリポートの数も、東京の高層ビルの屋上は結構ヘリポートになっているので、
いい勝負なのだろうか。
サンパウロがヘリコプターに頼らなくてはならないのは、
そもそも交通渋滞がひどすぎるせいで、
東京でそういう比べかたをするのは意味がないけど。

シンガポールだったら、バイオ科学者の数で比べたらどうだろう。
数自体では、シンガポールは東京よりずっと少ないだろうけど、開発費だったらどうか。

番組の最後で東京の夜景が写っていた。
国際線のパイロットはニューヨークや香港よりも東京の夜景が美しいと言う。
この話はよく聞くけど、ちゃんと裏が取れている話なのだろうか。
そして、実際に夜景比べをしてみて欲しかった。
東京の夜景が美しいのは、たぶん都市の広がりが最大だからだ。
国際線のパイロットが見ているアングルからの映像によって、
それが実感できたのではと思う。

期待して見ていた番組なので、少し悪口になってしまった。
でも部分部分は面白い映像もあって楽しめた。
アニメは余計だけど、漫才は悪くない。
「関東屈指の大都市、東京」というのは笑った。

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NHKスペシャル沸騰都市「シンガポール」感想

2009.02.17 Tue

03:21:20

NHKスペシャル沸騰都市「シンガポール世界の頭脳を呼び寄せろ」を見る。

なんか些細な部分が気になる。
シンガポールに引き抜かれた日本人科学者が、
造血幹細胞の発生する瞬間を撮影して、
natureに論文を受け付けてくれるように申し込む。
簡単に写真を取っているように見えて、凄い業績な感じがしない。
意味があったとしても、
たまたま実験した人がいなかっただけに過ぎないのではないだろうか。
ブレークスルーみたいな部分がなかった。
シンガポール政府の圧力で、頭を使うよりも、
手を動かして業績を作っているだけだ。
当然のように、論文は蹴られてしまう。
そんな風に解釈したくなるので、
もう少し何が凄いのか番組内で説明して欲しかった。

シンガポールのバイオ関連の科学者の呼び寄せは成功するのだろうか。
番組を見たかぎりでは、金で人と設備を持ってきてるだけだ。
あれではシンガポールに科学技術が根付かない。
3年ごとに実績を挙げなければ、呼び寄せだ科学者の首を切るのも、
刹那的な研究を促進しそうだ。
呼び寄せた科学者がシンガポールからいなくなっても、その研究分野において、
シンガポールが業績を挙げ続けることができるようなしくみを構築できたとは、
到底思えない。
実績を挙げた科学者がいなくなれば、何も残らない。
さらに、大きな観点から考えると、
バイオは科学技術への投資として有効なのかどうか。
アメリカも随分バイオ関連に予算を投じているけれど、
それに見合った産業上の成果は挙げていない。
シンガポールの投資が実益をもたらすかどうかは疑問だ。
こんなんで、最終的にGNP増やすことができるのだろうか。

番組全体として見れば、いかにもシンガポールらしい活動でいっぱいだった。
外国人労働者は経済の調整弁と言いきれる首相はたいしたものだ。
遊びがなく、ひたすら経済優先の政治を貫ぬいている。
だからと言って、ああいう社会に住みたいかというと、全然そんな気はしない。
小国とはいえ、500万近い人口を持つ国だ。
上から押しつけているだけの政策では国民は息が詰まる。
歯車が狂った時の回復も難しい。

批判は言ったが、シンガポールは国家というより、
一つの会社として成長していくだろう。
それだけの力を持っている国だ。
問題はやはり国民の欲望を満たせるかだ。
まだ、十年や二十年は持ちそうだが、
国民も単純な経済成長のみを歓迎する期間はもうそんなに長くない気がする。
しょせん、人は自分たちのしたいことしかできない。
蟹は自分の甲羅に合わせて穴を掘る。
自分たちのもっとも欲しいもの、そういう産業に集中するのが正しい。
人口が少ないことは、ある一点に集中できることだ。
シンガポール人のしたいことって何だろう。
そうか、シンガポール人にとって、もっとも関心があるのは長寿なのか。
だから、医療産業に集中する。
不老不死という人間古来の夢を目指すというのも悪くはない。
そんな風に考えるならば、科学者の使い捨てみたいなのもありなのか。
自己完結だが、納得してしまった。

昨日の時点でだいたい書きあげていたのだが、
あまりにも眠くなってしまって一日伸ばしになった。
東京の話はまとまりがつかなくて、さらに明日だ。
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「沸騰都市 サンパウロ」感想

2009.02.02 Mon

00:58:03

沸騰都市5回目はブラジルサンパウロを舞台にする。

金融危機があったわりには元気だなというのが、第一印象だ。
世界のあちこちが不況でダウン寸前なのに比べれば、うらやましい。

道の真中で新聞を売っている女の子が印象的だ。
NHKの演出に素直にはまっている自分がいる。

ただ、テレビでの印象を別にすれば、ブラジルが今後も元気かは、疑わしい。
番組では、ブラジルの今後を支える力は、さとうきびから作られるエタノールとし、
そして、そのさとうきびの畑を拡張する余地が幾らでもあることを、
ブラジルの将来性としている。
エタノールは結局は太陽エネルギーを人間に使いやすいように変換したものだ。
石油が過去に蓄積した太陽エネルギーを一挙に取り出す事を考えると、
石油より能率は悪い。
石油が幾らだったら、さとうきびから作ったエタノールは競争力を持つのだろうか。
ブラジルのエタノール産業が今回の石油危機の前は鳴かず飛ばずだったのを考えると、
今後を楽観できない。

もっともブラジルは番組の中でも出ていたが、自力で富を生み出しているイメージがある。
ロシアのように石油を売って富を作っている国や、
中国のように労働力で物を組み立てて富を作っている国に比べると、
外部への依存はそれほど大きくはない。
2006年の輸出依存度が13.3%と格段に低いのだ。
これより低い国はアメリカの7.8%ぐらいだ。
同じぐらいの国といて、インドの13.6%、日本の14.8%がある。
エネルギー資源さえ自国で賄えれば、他国と関係なく経済成長できる夢を持たせる。
しかし、他の発展途上国と比べると、
なぜブラジルだけそんなに輸出依存度が低いのがよくわからない。
大国だということを考えても少すぎる気がする。
それなりの大国だけど、技術が遅れていて他国に輸出するものを作れないのが、
働いているのだろうか。
航空機産業はあるけれど、ブラジル全体のGNP1兆4920億ドルに比べると、
エンブラエルの売上高は52.4億ドルと規模はたいしたことない。
実質的な意味があるのかどうか。
どうも、第一印象を掘り下げてみると、わからないところだらけだ。

そんな、難しいことを考えずに、
楽観的な国民性がブラジルを元気にしているのかもしれない。
景気が気からという、そんなしょうもないことを考えさせられた番組だった。
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