異をとなえん |

野田谷垣密談の報道を怒る

2012.03.06 Tue

20:59:42

最近のニュースで怒ったことに、野田首相と自民党の谷垣総裁との密談がある。
密談があったことに怒っているのではない。
あのニュースの報道の仕方に疑問を感じているのだ。
普通に考えておかしいだろう。

読売新聞では次のように報道した。

密談の成果?消費増税で息ピタリ…議場どよめく

引用開始

 野田首相が目指す消費税率引き上げと、自民党の谷垣総裁が求める衆院の早期解散をともに満たす“解”はあったのか――。

 首相と谷垣氏の25日の極秘会談は、3月以降の「消費税政局」を前に、互いに接点を見いだそうとする狙いがあったとみられる。29日の党首討論は極秘会談でのすり合わせも反映し、首相と谷垣氏が消費増税の必要性で認識を共有するなど、議論がかみ合う場面もあった。

 首相は25日、東京・虎ノ門のホテルオークラ内にある日本料理店で藤村官房長官と昼食を取るために外出した以外、首相公邸で過ごしていたとされる。

 首相は29日夜、記者団に「(谷垣氏とは)会っていない」と語り、谷垣氏も会談を否定した。2人の会談は今後の政局に影響を与えるため、双方とも厳しく情報を管理している。

 首相が3月に国会に提出する消費税率引き上げ関連法案は、参院で多数を握る野党の協力を得なければ成立できない。政権が連携を模索した公明党は、衆院選挙制度改革を巡って民主党と対立し、党内では小沢一郎元代表が増税反対の立場を明確にしたため、首相は自民党との協力関係の構築に本腰を入れる必要があると判断したとみられる。

 一方の谷垣氏も、苦しい立場にある。党内では「今国会で衆院解散を実現できなければ、9月の党総裁選で再選の目はなくなる」(党幹部)とささやかれているが、解散権を握る首相をどういうタイミングでどう追い込んでいくか決めかねている。党内では、安倍元首相や森元首相が、消費税法案の成立と衆院解散を引き換えとする「話し合い解散」を主張していることもあり、谷垣氏としては解散に関する首相の意向を確かめておく必要があった。

 会談で合意点があったのかどうかは明らかになっていないが、29日の党首討論では、首相と谷垣氏の接近を印象づける場面もあった。谷垣氏の討論は、前回討論とは違い、「消費増税はマニフェスト(政権公約)違反」という理屈での解散要求を抑制。社会保障・税一体改革の中身の議論に焦点をあてた。

 谷垣氏は首相の質問に答える形で、基礎年金の国庫負担財源確保のための消費増税の必要性に言及した。自民党が2012年度予算案の対案に「将来における償還財源を明確にした上で赤字国債を発行」と明記した点について、首相が「償還財源は消費税か」と迫ると、谷垣氏は「その通りだ。間違いない」と即答し、場内はどよめいた。

(2012年3月1日08時33分 読売新聞)

引用終了

密談はあったと報道されているが、密談があったことがなぜわかったかについてのソースは報道されていない。
ただ、単に密談があったと新聞が書いただけだ。
それなのに当事者である二人は完全否定している。
これって本当にあったと、マスコミはどうして確信できるのだろう。

日本の感覚に慣れた感じからすると、密談はあったけれど、建前として否定している。
そんな風にも受け取れる。
でも、この感覚も変な気がしてならない。

マスコミが密談したと書けば、本当はなくても我々はあったと信じてもいいのだろうか。
本当はどうだったかを、国民は追及して、確固たる土台の上に思考する必要があるのではないか。

極東ブログで、事実について検証しているが、それ自体はどうでもいい話だ。

パズルタイム:野田首相と谷垣自民党総裁の極秘会談

マスコミは最初から、なぜ密談があったことがわかったか、ソースを提示すべきである。
ソースについて書けないなら、報道しない責任感を持つべきだ。

最近になって段々と裏の事情がもれてきている。
密談の事実をもらしたのは、手塚補佐官というのを2ちゃんねるで見た。
マスコミとしては、首相側近からの発言なのだから確度が高いと信じ、でもどちら側から漏れたかを書けば、たぶん迷惑がかかると考えて、ああいう報道になったのかもしれない。

密談の元となった二人も否定するならば、訴えるぐらいしろと言いたい。
事実なのでそうできないならば、否定すべきでない。
嘘をつくのは泥棒のはじまり、ということわざを知らないのか。

密談があったことを前提にして、今後の政局のことを考えるのは、報道に乗せられた気がして気分が悪い。
かと言って、ないと仮定して考えるのは間違っているように思える。
日本的あいまいさで、世の中が動いていくのは、仕方がないことかもしれないけど、マスコミが平気でそれを無視するのが頭にくる。
マスコミも、両者の密談否定を間違っていると信じるならば、国民に嘘を言っていると批難すべきではないのか。

始めはたいしたことないと考えていたが、真面目に考えてみると、とてつもなく異常に思える。
そんな事に慣れてしまうのがいやだ。

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