異をとなえん |

野田総理の覚悟

2012.02.23 Thu

20:59:15

世の中には何を考えているのか、まるでわからない人間がいる。
その方向に進んだら穴に落ちるのが目に見えているのに、まっすぐ歩いていく。
誰が見ても大きな穴なのに本当に気づかないのか、気づかないふりをしているのか、わからないけれど、そのまま歩いで落っこちる。

最近だと、鳩山元総理がその典型だろう。
普天間移転問題は難しい問題であり、解決策が簡単に見つかりそうもないことは、最初からわかりきっていた。
それなのに、わざわざ自分で期限を切って解決すると大見得をきり、できなくて辞任した。
途中でいくらでも方向転換ができそうなのに、そうしなかった。
少なくとも、防衛相に丸投げして、自分は知らんぷりできそうなものだった。
使命感があったのかもしれないけど、そのわりには知識がなさすぎた。
知れば知るほど抑止力が重要なことがわかったなどと言っているようでは、使命感も当てになりはしない。

そして今も同じようなことが起ころうとしている。
当然のことながら、野田首相の消費税増税である。
日本の総理大臣は本当にバカしかなれないのだろうか。
そう思うほど、わけのわからない方針で突き進んでいる。

増税を歓迎する人はいない。
それを正面に押し出して戦うのは、選挙で選ばれた政治家なのだろうか、と思う。
少なくとも、収入である増税の方ではなく、支出を前面に押し出したい。
つまり、最低保障年金の導入政策を看板にして主張すべきだろう。
もっとも、最低保障年金の導入が国民に受ける政策とは思えないが。

まあ、これらは戦術レベルの判断なのかもしれない。
とにかく、自分の目指す正しい政策を実現するために全力をつくす。
政治家として正しい方向とも言える。
ただ、現状ではどう見ても参議院で通るとは思えない。
衆議院だって危ない。
それなのに、口だけは政治生命をかけるなどと言っている。
本当にそうする気があるのか。
それだとしたら、法案が否決されたならば衆議院を解散して信を問うしかない。
その覚悟が本当にあるのか。

内閣支持率が下がっている現状では、自派の議員も解散など支持しないだろう。
そして、小沢派の衆議院での造反が目に見えつつある以上、解散するならばそこに消費税増税賛成の候補者を立てるしかない。
でも内閣支持率が低ければ誰も立候補したがらないだろう。
過半数を取るだけの候補者がいなければ、絶対に勝てない選挙になる。
そうだとしたら選挙をする意味がないのだから、解散する意味もないことになる。
もちろん、野田総理としては解散するならば候補者ぐらいなんとでもなると考えているのかもしれない。
ただ、立候補者の準備をしていないと、解散するというはったりも効かない状態にすでになっていると思う。

そんなこんなで未来を予測すると、予算案はまあどうにか通るけれど、消費税増税法案が否決されて、どうにもならなくなるのが確定だろう。
そこで野田総理はどうするのか。
解散はできない、かと言って、ここまでつっぱしっているのに総理を続けていくわけにもいかないだろう。
結局辞任する、そういうことなのかもしれない。
自分は精一杯がんばった、でもうまく行かなかったからやめる。
こんなことでいいのか。
子供の宿題ではあるまいし、政治家がこれでいいわけがないだろう。
本当に増税が大事だと思うならば、法案成立は後回しにして、どっちにしたって実際に上げるのは後なのだから今すぐ通す必要はない、外堀を埋めるとかしていくべきではないのか。
個人的には国民背番号制を実施する法律の方を優先すべきだと思う。
あるいは受けの良さそうな、支出削減の法律の可決を目指すべきなのだ。

まあ、今述べたようなことは政治素人の考えそうなことで、実際には増税法案は可決される可能性があるのかもしれない。
でも鳩山元首相のように何も考えていない、というのが一番ありそうに思えるのだ。
そうすると日本の総理大臣というのは、本当に責任感を持っていない馬鹿にしかできない仕事かと思ってしまう。
それでは悲しすぎる。

野田総理には消費税増税法案が否決されたら、少なくとも勢いで解散するぐらいの覚悟は持って欲しい。
そのぐらいは期待させてよ、お願いだから。

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457 消費税増税法案と政局の行方

国会の会期末も近づき、消費税増税法案の結末もようやくはっきりしそうである。 前に野田総理の考えが読めないと書いたが、新聞などの論調では可決の見込みもあるみたいだ。 そこで消費税増税法案と政局の行方について考えてみた。 まず、消費税増税法案自体の賛成反対だが、全体の雰囲気としては増税やむなしという意見が多いと思う。 反対派も今は時期が悪いとか、税率を上げる前提として行政改革が必