異をとなえん |

野田首相への辞任勧告

2012.01.24 Tue

12:26:19

話題になっている野田首相の演説を見た。
「マニフェストに書いてないことはやらないんです」とか言っている演説だ。
消費税も役人が白アリのようにたかっている特殊法人を整理しないうちには実施しないと明言している。
完全に今の方針と逆行している演説だ。
話はちらほど聞いていたけれど、映像として見てみるとこれはひどい。
どうみても詐欺師だ。

昨日ワイドショーなどでテレビでも流れたようだ。
今日から通常国会だが、野党はこぞってこれを取り上げるだろう。
国会で取り上げられればニュースとして報道される。
まだ見ていない人もニュースとして見ることになる。
私の目にはどうみても弁解できない演説だ。
首相の支持率はさらに低下するだろうし、問責も出てくる。
6月危機などという話だったが、すぐにも二進も三進もいかなくなる。
新聞などでは与野党での話し合いを求める声もあるが、とうていそこまでいかない。
政治家、あるいは人間としての最低限の信用の話になってしまう。

「信なくば立たず」という言葉がある。
国民から信頼されなくなったら、為政者は政治をやっていけないという意味だ。
消費税が必要か必要でないかを問う前に、信頼のおける人間でなければ国民は政治をまかせることはできない。
野田首相はこれに致命的な打撃を受けた。
どちらかというと民主党に批判的な私には、この映像もさもありなんと思う。
あいつらならやっても不思議はないと。
けれども民主党を支持した立場の人間には、とてつもない裏切りとうつるだろう。
支持率は30%を割るというより、20%を割ってくるような気がする。
消費税支持派の人々にも、この演説は問題があり過ぎだ。

野田首相は最初から騙すつもりで、マニフェストに関する演説をしたのだろうか。
信じていないことをぺらぺらと喋りまくるわけだ。
平気で嘘をつける人々などという本もあるように、そんな特殊な人たちがいるのかもしれない。
普通の人は簡単には嘘をつけない。
なんというか、自分に対して整合性を持たせようというのだろうか。
私も嘘をつくのは苦手だ。
欲目かもしれないが、野田首相もそうであって欲しいと願っている。
そうすると、現在との政策の違いはどこから生まれるのだろうか。
前回の選挙の時は消費税上げに対して反対だったとすれば、今100%変わった理由は何だろうか。
信念が変わるほどの自体はなぜ起こったのだろうか。

一番考えられるのは、与党になって自分たちが国を治めることを真剣に考えるようなったてのがあるだろう。
今までは与党でなかったので、全然先のことを考えず、とにかく選挙民の気にいるようなこと言ってきたという話だ。
ちょっとひどすぎる話に思える。

あるいは、財務大臣になって国の未来に関して門外不出の情報を見せられて、意思が変わったか。
はっきり言って、そんな情報があったなら国民に公開せよとしか言えない。
自分の意思が変わるほどの情報をなぜ国民に伝えようとしない。

そうなのだ。
野田首相の意思が変わったのだとしたら、その意思の変化の理由を説明するが、一番いい国民への説得手段となる。
でも、そうはいかないのかもしれない。

財政が危機的状況だということを多くの国民は知っている。
その上で財政再建を優先すべきかどうか、いろいろと考えている。
しかし、民主党議員は何も考えずにしゃべってきた。
財政赤字かどうかも知らないで消費税に反対してきた。
そんな話なのかもしれない。

でも、そういう話だったらやっぱり民主党政権はダメだと思う。
自民党政権が続いている間に政権を取ったらどんな政治を実行するか、深く考えていると国民は思っていた。
それがとにかく政権交代するのが目的で、その後のことは何も考えていなかったとすれば、そんな人間に政治はまかせられない。
そんな状況では、少なくとも今後の日本がどうなるかを考えてきた自民党の方がました。

野田首相の演説は、野田首相という人間が詐欺師なのか、あるいは今まで国家のことを何も考えていなかった人間なのか、どちらかを指し示している。
どちらにしても、国会議員としても、総理大臣としてもふさわしくない。
ただちに辞任すべきだ。

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482 続:国民を信頼しない政治家の末

昨日は若干きつい書き方をしてしまった。 基本的に私は指導者に対して甘い考えを持っている。 自分が総理大臣だったら、たいていのことはうまくできないだろう。 国会議員になって有権者の支持を集めることは大変だし、危機の時の対応も必要だ。 たとえば、菅総理の原発事故の危機対応への批判はあまりにもかわいそうすぎる。 あの状況で最善の対応を取れる人がこの世界にいるのだろうか。 いまだっ

512 野田総理は嘘つきだ

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