異をとなえん |

円史上最高値更新

2011.10.22 Sat

20:57:19

円が対ドルで史上最高値更新、一時1ドル=75.78円

円が対ドルで史上最高値更新を更新して、1ドル=75.78円になった。
為替相場は難しい。
ダウが上がっていたことで、景気が良くなる、アメリカの金利が上昇する、ドル高になりやすい、と思っていた。
それがリスクオフということで、アメリカから資金が流れだす方に働いたらしい。
日本も今までだったら、リスクオフだと資金が流れだすのが、逆に入ってきたということだろうか。

ずいぶん、ドル円相場は均衡状態を保っていたのが急に動いた。
しょせん予測できるようなものではない気がする。
それでも、円相場の行方を考えてみたい。

為替相場は、購買力平価で基準が決まり、そこに債券相場の金利の差の分だけずれるというのが、私の考え方だ。
ドル円相場で考えると、現在ほぼ購買力平価の水準に近いと思っている。
日米の間で微妙な金利の差異はあるが、小さいので投機や思惑によってひっくり返されるようなものだろう。

そうすると、もっとも重要な影響を及ぼすのは、日米の経済の動向となる。
多くの識者がドル高円安の予測をしているのは、アメリカの景気が回復すると信じているからだ。
日本の景気はアメリカの景気に連動するから、アメリカの景気が悪いままで日本の景気は良くならないと思っている。

疑問だ。
バブル崩壊以降の基本的な景気の悪さから日本が抜け出せないとしても、短期的には復興予算によって日本の景気が良くなることは確実だろう。
そうすると、今回のドル円の史上最高値は10兆円以上の3次予算が確定したことの影響が一番大きいのではないだろうか。
もっとも、10兆以上の復興予算は前から決定したことにも見えるが、誰かが確信したとも思える。

海外に日本からの投資が進むことで、ドル円相場が円安方向に振れないかと思っているのだが、そうもいかない。
基本の流れはやはり金利差だというのが、私の予測だ。
復興予算の執行によって日本の景気が回復し、国債の金利が上昇すれば、どうしても円高になってしまう気がする。

その円高が内需の拡大に結びつけば、日本も本格的な景気回復だ。
内需が拡大せず、円高によって輸出産業の採算悪化が続くだけなら、また景気は悪化するだろう。
内需の拡大を信じているのだけど、はたしてどうなるものか。

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