異をとなえん |

指紋採取反対論への反論(その3)

2007.11.24 Sat

01:11:12

3.強制採取はやり過ぎだ

外国人指紋採取:「拒否者には強制力行使も」…法務省通知(毎日新聞、2007.11.21)

 テロ対策などのため、20日始まった来日外国人に指紋提供を義務付ける入国審査制度で、法務省入国管理局が、指紋提供と退去を拒否する外国人は収容し強制的に採取するよう地方の各入国管理局に通知していたことが分かった。同制度について、法務省は強制的に指紋採取はしないとして「提供」と説明してきたが、拒否者に対して強制力で臨む措置を指示した形だ。「外国人を犯罪者扱いする運用」との批判が強まりそうだ。


多文化・多民族・多国籍社会で「人として」: 指紋採取「強制」。「誤認」、テロ対策と「不法滞在者」対策からの毎日新聞引用からさらに引用。

どうでもいい話だと思ったのだが、考えてみると当たり前な気がしてきた。

自分がなんらかの犯罪を犯した経験があり、かつ指紋を残したかもしれないというという人間の気持ちになってみよう。日本は今まで指紋を取っていなかったから、気軽に入国してきた。指紋採取をする事については気づかなかった。しかし、突然指紋採取が要求されたらどう思うだろうか。はっきり言って困る。指紋は取られたくない。かと言って、強制退去は自分が指紋を取られたくない人物だと認めたことになる。それもいやだ。どうしていいか、わからない。パニクった状態になって、どちらも拒否し続けるのはありそうな話ではないか。

はっきり言って、ものすごく怪しい。

自分が指紋採取反対の人間だとしても、どっか他の国に行った時、指紋採取反対ならば入国を認めないと言われて、指紋採取を断わるのは相当変な人間である。飛行機代とかみんな無駄になっちゃうのである。こんな国二度と来るかと思っても、今回だけは指紋採取を認めて入国するのが普通ではないだろうか。

日本に入力する際に、強制退去も指紋採取もどちらもいやだと主張するのは指紋採取反対論の永住者の再入国ぐらいではないか。ただこの反対論には、精神的なものだけでないものもあると感じる。具体的には、永住者の中にも、強制退去をくらって偽造パスポートで再入国、その内なんとか永住許可を貰った人間がいるのではないだろうか。

下記のリンクにはそのような問題があることを語っている。

外国人の2007年問題|西京入国管理局

その中に次の文章がある。

現在、正規の在留資格を所持する者達の中で、過去に退去強制となり帰国し、その後再度、短期滞在及び就労、留・就学、その他、身分・地位関係を問わず認定証明書を取得し、不法入国してきている者達の割合は非常に多い。現在我々の調査では、東京入国管理局管内だけを考えても、入管自体がそれらに関する実態を把握しているとは考えられない。


ここでは例を挙げていないが、外国人の2007年問題7|西京入国管理局では具体例がある。なお、この外国人の2007年問題を全部読もうとするには、テーマの「追われる者達」をクリックすると読みやすい。

つまり、指紋採取を断って入国しない人間こそ、指紋を取りたい。しないのは、基本的に入国する前の人間は国の管理下にないから手を出せない理屈なのだろう。残念である。しかし、入国拒否に従わないというのは、日本の管理下に入り指紋を取るチャンスができたということだがら、当然それは利用すべきである。

つづく

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8 外国人の2007年問題10 最終章

さて、最終章である。昨日施行された新入国管理システムであるが、指紋照合及び顔写真照合の精度及び照合に係る速度が実際に明らかになった。このシステム導入の企画段階で考慮されていた重要な部分であるが、法務省関係者もアメリカ合衆国FBI並みの指紋照合及び顔写真照