異をとなえん |

続:ギリシャのユーロ圏離脱に意味があるのか?

2011.06.16 Thu

04:13:10

昨日の記事の下記の部分に嘘があったので修正。

引用開始

普通金融資産の総額はGDPよりも大きい。
日本の場合はGDPよりちょっと大きいぐらいだ。
引用終了

日本の金融資産はGDPよりずっと大きい。
最新版を持ってこれなかったので、2003年の値から適当に書こうとして、1桁読み間違えた。
5592兆を559兆ととらえてGDPより少し大きいぐらいと書いてしまった。
2003年のGDP493兆の11倍ぐらいある。
だいたい、日本国債の総額が1200兆とかなんだから、GDPより少し大きいわけがなかった。

金融資産はGDPよりずっと大きい。
ギリシャもそうだろう。
その価値を簡単に引き下げることができる、自国通貨の切り下げはできなくなった。
だから、政府はいんちきをせず、きちんと自分のツケを自分で払わなくてはならない。
ギリシャ政府の借金が巨額で、返すのが難しくなっているのは、公務員の数が多すぎるというのが一般認識だ。

ギリシャの公務員は100万人以上で全人口1100万の9%ぐらい、全労働者の20%以上らしい。
検索すると20%以上から3分の1まで幅があって、正解がよくわからない。
年金の支給開始年齢も58才と若くて、他の国から見れば労働コストが高すぎる。

結局、ギリシャという政府が借金を返すためには、この国民に対する負債を減らすしかない。
他の国から借りているお金は、政府の一言でひっくり返せないから。
年金という国民への支払いもユーロ建てである以上、ギリシャ政府には通貨の切り下げで減らす技を使えない。
もっとも、ユーロ圏から離脱して、年金はドラクマで支払うという形にできるかもしれない。
でも、こんなのは紙くずへの道であって、まだユーロ建てで年金を半分にするという方がましだろう。
そして、年金支給額の引下げでしか、ギリシャの危機を克服する道はないように見える。

ギリシャでは労働者がデモをして、政府に圧力をかけている。
外から見ていると、破綻を避けるにはギリシャ政府が支出を減らしていくしかない。
政府支出の減少はギリシャ経済全体の縮小をまねくだろう。
それしかないのに、まとまろうとしない、ギリシャの政府野党労働者にあきれている。

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