異をとなえん |

なぜ日本版GPSは7機体制になるのだろうか?

2011.01.11 Tue

03:51:30

とても寒いせいか、なんか起きることができない。
頭がぼーっとして寝ぼけていた。
とにかく、活動しなければと、気になったニュースの一言コメントを書いてみる。

日本版GPS、衛星7機体制へ…精度10倍に

引用開始

政府は4日、日本版GPS(全地球測位システム)を構築するため、準天頂衛星「みちびき」の同型機と静止衛星を、2014年から2年程度の間に集中的に6〜7機打ち上げる方針を固めた。

アジア太平洋全域を対象に、現在のGPSより10倍高い精度で測位できる体制を整える。打ち上げなどにかかる計2000億円規模の費用には民間資金を活用する方針だ。
引用終了

読売新聞で流れたニュースだけど、どうも心配。
前は民間からの資金で開発する予定がうまく行かず、政府の資金で1機だけ打ち上げて様子を見ることになったはず。
それが実験成功したからといって、簡単に2000億円規模の資金が民間から調達できるのだろうか。

さらに、アメリカのGPSと併用することによって、準天頂衛星は3機で精度が10倍で24時間使用できるはずだったのだが、なぜ7機と増えるのだろう。
民間がGPSを使用できなくなることを前提として、機数増加を納得するとは到底思えない。
そういうわけで、一番重要な民間の準天頂衛星に対する評価がわからないので、どうも読売の記事がいい加減なものに見える。

日本版GPS衛星7機体制を報道する読売記事を補足する - 木走日記

引用開始

準天頂衛星が赤道以北にいる時間は、軌道が少し楕円であることから、8時間よりもさらに長く12時間以上あります。
引用終了

しかし、上記の記事のコメントから見るかぎりでは、準天頂衛星は1機で12時間以上の滞在が可能らしい。
そうすると、後1機打ち上げることができれば、GPSと併用で精度10倍のシステムを構築できるのだろうか。
ちょっと良くわからん。
準天頂衛星の利点の一つは、日本上空に衛星を持ってくることによって斜めではなく直上から電波を発信できるようになり、高層ビル街でも受信できるようにすることのはずだ。
そのためには、単に赤道以北にいるだけではダメな気がする。
でも、民間で後2機分の費用を賄えれば、新しいビジネスチャンスが生まれる。
そんな夢に期待したい。

それにしても、なぜ7機体制などと言うのを民間が飲むと思うのだろう。
アメリカのGPSが使えなくなる可能性などほとんどない。
いや、あったとしても、アメリカのGPSが使えなくなって、日本のGPSが使えるというのはいったどういう事態なのだろうか。
中国との戦争でアメリカのGPSが落とされているならば、日本のGPSも落とされている可能性が強い。
日米が対立してアメリカのGPSが利用できなくなる事態というのは、ほとんど机上論だ。
民間が、そんな事態を想定して資金を出すわけがない。
もちろん、このビジネスが成功するならば、たぶん予備機が必要なので、さらなる打ち上げが必要となるだろう。
でも、それはその時考えるという、私の思考法は間違っているのだろうか。

一言コメントのはずが、少し長くなったので、これで一つの記事とする。

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