異をとなえん |

2010年4〜6月期のGDP速報に刮目せよ

2010.08.16 Mon

03:05:54

8月16日(月)に発表の2010年4〜6月期のGDP速報に期待している。
何に期待しているかと言えば、個人消費の伸びと名目GDPの成長率だ。
各種予測によると、前期比年率2.3%の成長で、個人消費の停滞は避けられないという意見が大勢のようだ。
そして、名目GDPはマイナスになるかもしれないと、1〜3月期に起こった名目GDPが実質GDPを上回った名実逆転の解消は一時的な現象としている。
しかし、私は名実逆転は一時的なものではなくて、デフレからようやく抜け出しつつある転換点ではないかと考えている。
もっとも根拠はあまりない。

でも、なぜそう考えているかというと、最近ドンキホーテに行った所、マクラがとても安い感じを受けたからだ。
低反発ウレタンの枕が千円で、随分前に買ったときはこれよりもずっと高かった。
その他に保冷剤を入れておける感じの枕が2千円で、魅力的だった。
一言で言えば買うと得なお手頃価格のような気がしたのだ。
1個人の部分的な感想なので一般性はない。
しかし、バブル崩壊から20年、デフレと戦いながら商品はとても魅力的になってきた。
お値打ち価格にすごく思える。
消費者が喜んで買物をする気がしてならな。
つまり、ようやくデフレを抜けて、インフレになろうとする局面になっているのではないだろうか。

各種予測は1〜3月期の成長はでき過ぎと考え、当然のごとく4〜6月期の成長率を下げてきた。
エコポイント制度の効果が切れることから個人消費が減退するのは当然という意見だ。
でも、本当にそうなのか。
デフレが続くという意見に慣れすぎてはいないだろうか。

まず、私の気にしているのは個人消費である。
ここがお買い得になって、恒常的に上昇していくようならばデフレ局面を脱し、本当の景気回復がやってくるはずだ。
家計調査では、4、5月の消費は減少し、6月は上昇している。
家計調査は総務省の調べているサンプリングによる調査だが、高額商品の購入が過小評価する傾向がある。

参照:家計調査の課題と改善に向けて(PDFファイル)

今回の景気回復では自動車の販売が伸びていることを考えると、個人消費はやはり伸びているのではないだろうか。

個人消費について詳しく予測しているサイトを探すと次のようなものがある。

6月分「鉱工業生産」(速報値)について

引用開始

(4〜6月期のGDP予測)

●個人消費の供給サイドの関連データである耐久消費財出荷指数の4〜6月期の前期比は▲1.7%の減少である。薄型テレビの家電エコポイント対象商品の変更による駆け込み需要の反動などが出ていよう。同じく供給サイドの関連データである非耐久消費財出荷指数は同+2.9%の増加になった。水準的には依然厳しいが方向的には改善してきている雇用・所得環境などが背後にあろう。また、需要サイドの関連データでは、家計調査の実質消費支出(除く住居等)の4〜6月期の前期比は▲1.5%の減少である。乗用車販売台数の4〜6月期の前期比は+3.8%の増加である。このように関連指標は強弱まちまちだ。消費総合指数(月次ベース)の4〜5月平均の対1〜3月平均比は0.0%と横ばい、1〜3月期の四半期の季節調整値と比べると+ 0.2%の増加である。6月分の耐久消費財出荷指数、非耐久消費財出荷指数、実質消費支出(除く住居等)の前月比は各々+2.6%、+1.0%、+ 2.1%なので、消費総合指数を中心に判断すると、GDPの実質個人消費の4〜6月期の前期比は微増になる可能性が大きいだろう。
引用終了

このサイトの予測では0.2%増としているが、これは民間予測の最大値だ。
私はこの値より上振れる気がしてならない。

もう一つの注目点は名実逆転の解消が続くかということである。
名目GDPはむしろマイナスになるなどという予測も出ていて、名実逆転は当然のようにしているが、理由がよくわからない。
民間消費の部分はまだGDPデフレーターがマイナスだが、それ以外はプラスになっている。
景気が回復過程にあるならば、価格の低下は簡単に起きないように思うのだが、予測している各社が当然のように名実逆転をすると思っている理由がわからない。

1〜3月期に名実逆転が解消した理由を調べてみた。
一応その中で参考にしたのは次のサイトだ。
1−3月期1次QE(1)

この中でほとんどのGDPデフレーターがプラスになっている理由は、「野菜や資源の値上がりの影響が大きい。」と簡単に述べてある。
けれども、それらの価格が実際の価格に転嫁できているのは、需要の勢いが強いからではないだろうか。
今までは価格の転嫁が需要の弱さのためにうまく行かず、だからずっとデフレが続いていた。
それが素直に転嫁できたとしたら市場が売り手優位に変化しているように見える。

今回4〜6月は円高局面で、原油価格はあまり変わっていない。
だとすれば輸入デフレーターは下がり、それに見当った価格低下が起こるのでなければ、インフレということだ。
つまり、名実逆転の解消にはいい環境が続いていることになる。
なぜ、各種予想が名実逆転を当然のものとしているかやはりよくわからない。

GDP速報について今回いろいろ調べてみたが、資料を見れば見るほど良くわからなくなる難しい世界であった。
でも、理屈を追及し、巧緻を極めたからといって、正確な値が出てくるとは限らない。
気分で数値を出したとしても、そんなに変わらない世界に思える。
今回のGDP速報では、予測より上振れだけはする。
賭けがあったらそちらに賭けたい。
名実逆転が解消されているかは、理屈が理解できていないので予測できないが、いつかは解消されるはずだし、それが今回であったらいい。

基本的に私の予測は上がる上がると言い続ける予測なので、実に当てにならない。
それでも今回こそはと期待している。

相変わらず、文章が書けないでいる。
本を書くなどと広言していながら、一行も書けていない。
一度に実行しようなどと言うのが間違いだったということか。
やはり一日一日の積み重ねで実行していくしかない。
今回のGDP速報についての意見も、もう少し早く書くはずであった。
それが今まで遅れてしまった。
これ以上遅れると、後出しジャンケンになってしまうので、なんとか記事にしてみる。

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