異をとなえん |

アメリカ経済繁栄の理由

2007.11.09 Fri

02:23:17

結局バブルだったんだとはっきりしてきたように思う。最近のアメリカ経済発展の理由がだ。この意見は最近ちらほとと見かける気もするのだが、やはり書いておきたい。

バブルというのは、中央銀行が通貨発行量を増やす事によって金融資産を増大させ市場の参加者に財産が増加している錯覚を起こさせるという意味で書いている。錯覚だかどうだか微妙だが、バブルがはじけてしまえば錯覚という事になる。

日本のバブルは85年の円高への対策に始まって90年に終了した。アメリカのバブルはクリントンによるドル安が終了して今まで10年ぐらいになるのだろうか。

バブルの本質はある意味ものすごく簡単だ。未来への期待が高まる事によって、ある物の価格が上がり続ける。資産インフレってやつだ。全員が未来を薔薇色に感じるから、価格が上がり続け、その売買をしている人間はみんな儲けを出す。儲けた人間はたくさん消費をする。結果、ありとあらゆる人間が豊かになっていく。それだけなら非常にうまい話なのだが、そんなに長くは続かない。上がり続ける物がない以上、いつかは怖くなって逃げ出してしまう。日本の土地、アメリカのIT企業だ。日本の土地は当局の締め付けによって強引に価格を下げられてしまった。自然崩壊と言えるか微妙だが、上がり続ける事はできなくなった。アメリカのIT企業はまさに自然崩壊だ。価格が上がり続ける事によって持たなくなった。

アメリカの凄い所はこれからだ。日本はバブル崩壊以後ずっと経済が落ち込んでいる。アメリカはITバブル崩壊後も、金利の果断な引下げとイラクの侵攻に伴なう軍事費の大幅な拡張でうまく立て直した。そして、バブルとは見えない形で金融資産を膨らましたように思える。今回の住宅はその一部でしかない。むしろデリバティブのような普通の人には良くわからない金融資産を膨らましている。だから、今回のサブプライムローン問題はある意味たいした問題ではないというのは一理あるような気がする。全体から見れば小さい話だと。

しかし、あまりにも金融資産を膨らませた事によって無理があらゆる部門で生じてきている。ドル安、原油の高騰などだ。サブプライムローン問題もその一部の現われでしかない。つまり、ドルの価値自体が疑われはじめている。サブプライムローン問題は前回のように金利の引下げでしのごうとしても、今回はドル危機と連動しそうでうまくいかない気がする。

前回の引下げ局面では日本や中国がドルを買い支えてくれた。今回は資産を持ちすぎているのでそんなに簡単にうまくいきそうにない。アメリカの未来は厳しい。

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