異をとなえん |

米中関係に不穏な匂い

2010.02.06 Sat

20:40:58

なんかとにかく書かないと、ブログに書けなくなってしまうので日記みたいなものを書く。
書いていないと文章が書けない。
何日か書いていないと文章が書けなくなるという、誰かの作家の言葉があったと思うのだが、その気分を感じている。
ネタが出てこなくなってしまうのだ。
書きたいと思っていたネタも段々忘れてしまって、少しもったいなく感じる。

まあ、何でもいいからネタを出してみよう。
2月に入って、何があったかと言うと、株価は下がって不穏な空気が発生し、「涼宮ハルヒの消失」の上映が始まった。
オバマ大統領が国際金融規制を打ち出し、台湾への武器輸出を承認した。

どうもそのことで、米中関係がおかしくなっている気がする。
台湾への武器輸出をオバマ大統領が承認してから、中国が強く反発している。
良くあるじゃれあいかなと思っていたのだが、深刻な対立の前触れかもしれない。
本質的にはアメリカの失業率の高さがある。
10%近い失業率は変わらず、オバマ大統領としては相当深刻な自体と取らえている。
最近出された投資銀行規制や輸出額を2倍にする案など、なんとか雇用を増やそうと必死になっている。
成功するかどうかはともかくとして、保護主義に傾きつつあるのかもしれない。

保護主義に傾くということは、新自由主義の牙城であり、輸出が生命線である中国と正面から衝突するだ。
この場合中国の方が不利とも思えるのだが、アメリカ国債を大量に保有していることによって、中国は自信満々だ。
国連安全保障理事会でのイラン問題に対しても、アメリカとはっきり対立しつつある。
イラン問題など中国はアメリカに協調してもいいと外野からは見えるのだが、中国としてはそうもいかないと感じているのだろう。
イランを石油資源国として重要に見ていることも一つの要因だ。
アメリカも中国もリーダーシップを重視する国であり、世界の覇権を求めて全面的な対立も辞さない構えの気がする。

二ヵ国間の経済依存関係もそれを止めることはできない。
むしろ、経済依存関係が対立を推進する。
アメリカは国際的な対立を起こせば、中国に対して経済的な攻撃を仕掛けやすくなる。
経済的な攻撃とは輸入の停止だ。
そうすれば、輸入品の変わりということで国内生産の刺激になる。
国内生産がそう簡単にいくかどうかはわからないが、雇用にとっては増加要因だろう。
また、国内生産がうまくいかなくとも、中国の代替生産基地候補は幾つかある。
最大の候補であるインドを筆頭として、インドネシアやベトナムなど低所得で人口の多い国は十分に利用可能に見える。

米中の対立が経済的な問題から発しているのだとすれば、単純な対立も簡単には収まらなくなる。
なんというか世界大戦の頃のイギリスとドイツの対立に似ている感じだ。
あまり根拠はないのだが、ドイツの空気を読まずに覇権国イギリスに挑戦する態度に、中国の態度がそっくりだ。
アフリカ諸国を始めとする資源国に道義も何もなく食い込もうとしたり、COP15での温暖化論議でも先進国の話を聞こうともしなかった。
アメリカは苛立つのではないだろうか。

日本の立場も中国と似たような感じはあるが、日本は基本アメリカと同じ立場に立つ。
正面切ってアメリカとぶつかるなど考えもしないだろう。
中国はその点が違う。
アメリカとぶつかっても何とかなると考えているように見える。
つまり、途中で止まることもなく、対立が激化していくわけだ。
戦闘状態になることは流石にないだろうけれど、対立の激化によって今まで述べてきたようにアメリカが中国からの輸入に対して規制することはありうる。
それに対する中国のアメリカ国債の売却もありえるだろう。
経済では大混乱が起きそうだ。
それらが更に深刻な対立にエスカレートする契機になるかもしれないが、それは先走りすぎだろう。

アメリカと中国の対立がどうなるかはわからない。
日本は世界大戦の頃のアメリカの立場になれればラッキーだろうけど、予測もつかない所だ。
アメリカがなぜ保護主義に傾くかについては、もう少し理論的に詰めたいのだけれど、ちょっと書いている時間がない。
米中関係は新自由主義による蜜月状態から変化しつつあることは確かだと思える。
その対立がどこへ向かうにしても、世界での政治・経済への重大要因になる。
今後要チェックだろう。

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