異をとなえん |

今年の株式市場を予測する - 先週の株式市場(2009/12/31)

2010.01.04 Mon

01:22:28

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

新年最初は「武士の窮乏化と格差社会」なんてタイトルの記事を書いていたのですが遅れまして、また株式市場の分析記事から入ります。












































































12月31日 前週比 前週比(%) 12月25日
日経平均株価 10546.44 51.73 0.49 10494.71
TOPIX 907.59 -1.8 -0.2 909.39
上海総合指数 3277.14 135.79 4.32 3141.35
NYダウ工業株30種 10428.05 -92.05 -0.87 10520.1
S&P500種 1115.10 -11.38 -1.01 1126.48
ナスダック総合指数 2269.15 -16.54 -0.72 2285.69





円相場(ドル) 92.94 1.84
91.1
円相場(ユーロ) 133.00 1.70
131.3


先週の最後の日は1月1日だが、どこの国も休日みたいで、日本は12月30日付けが最後で、中国とアメリカは12月31日が最後となっている。
表を見ると気がつくのは、日経平均と上海総合指数を除いては下がっていることで、年末のあわただしさと12月随分上がったことから、株価は上昇軌道にあると思っていたが、必ずしもそうではない。
日本、アメリカ、中国、三ヶ国とも株式市場はボックス相場の様相を呈していて、中国は下限に近づいたので反発し、アメリカは上限に近づいたので下降に転じたそんな風に見える。
日本も上限に近づきつつあるので、下降に転ずるのだろうか。

ただ、日本の株式市場に対していいニュースは、円相場が株安のままということで、今の円安傾向が維持されるなら、まだ株式市場は上昇を続けてもおかしくはない。
このままボックス相場を抜ける可能性も大きい。

短期的なことは別として、今年の株式市場はどうなるだろうか。
とりあえず、日本の株式市場の去年の回復の理由は、外需の復活につきるだろう。
外需の復活は中国を始めとしたアジア市場の需要が急激に回復していることが大きい。
問題はこの需要がいつまで続くかということである。

中国の需要はバブル的要素を深めているとしか思えない。
中国みたいな一人当りGDPが低い国にバブル現象が起こるか不思議なのだが、外から見るとバブル的に見える。
物価は特に大きく上がってもいないのに、資産の価格だけが大きく上がっているのがバブル的なのだ。
物価が上がっているならば、正常な成長なのだが、そうではない。
また、エネルギー需要の問題もある。
中国でエネルギー需要が増えていないのに、成長しているのは不思議だと思う人は多い。
統計の間違いもあるだろうけれど、経済の構造に大きな変化が発生していると考えても説明できる。
つまり、輸出企業がアメリカの不振から操業度を下げてゆく。
これでエネルギー需要は低下する。
それだけだと、成長しなくなるから、その分に対応するための政府の緩和政策によって経済は活況を呈してきた。
その分の活況は、バブル的現象で通貨が急速に回転しているだけだから、成長をしていても、エネルギー需要は伸びない。
つまり、エネルギー需要の低下はバブルだから起こっているわけだ。
バブルなら、いつかははじけるわけで、中国経済の先は実に心配となる。
ただ、それがいつかはわからないし、引き締め政策が始まって、株式以外の資産が下げてからだろうから、今年あたりは大丈夫な気もする。

日本の外需にとってはそれほど大きくはないが、ヨーロッパも実にヤバイとしか思えない。
政府の財政政策によって、当面の危機から抜けたわけだが、その政府の国債の信用度が大きな問題になっている。
ギリシャの国債の暴落は大きな問題となった。
EUがある程度支援に乗り出すのだろうけれど問題は、それだけの金があるかだ。
EUは全体としては国際収支はトントンに近いので、黒字国が赤字国に支援をすれば当面は持つように見える。
しかし、赤字国の持つ債務はドル建ても多いと思われるが、その場合ドルがユーロに対して強くなれば、借金が増えてゆくことになる。
その場合やはり苦しいだろう。
いつ破綻が起こっても、おかしくない。
突如発生して世界を巻き込む危険性を考えると、今年一番心配しなくてはいけないのはここか。

アメリカはヨーロッパや中国に比べればましに見える。
アメリカも需要の不足を財政政策でおぎなっているが、ヨーロッパに比べると国債が順調にさばけている。
中国が元価格の維持を図るために為替介入を続けているからだ。
これが続いている限り、当面はなんとかなる。
大崩れはないと見たい。

日本は内部的には大きく下げる要因もないし、上げる要因もないと思う。
土地価格の上昇には期待しているが、まだ先の話に見える。
デフレも外需の小康状態が続いていれば、そんなに悪くなることはないだろう。
世界で一番成長期待を持っていない投資家の国だから、株価が大きく上げることはないだろうけれど、逆に下げるエネルギーもない。
しかし、配当利回りでも金利を上回っている株があるのだから、ゆっくりと長期資金が流れてくることは期待できる。
そんなわけで、外需に大きな変化がなければ、ゆっくりと上がっていくというのが今年の予想となる。
もっとも、外国の経済が本当に大丈夫なのか実に心配だというのが、今回の記事の趣旨なのだから、予想にもなんにもなっていない。
とにかく出口戦略が始まってからが、実に危険だということを予想しておく。

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