異をとなえん |

リフレ政策による景気回復 - 今日の株式市場(2009/10/19)

2009.10.20 Tue

04:56:20

日経平均株価 10,236.51 -21.05 -0.21%
TOPIX 905.80 4.85 0.54%
上海総合指数 3,038.27 61.64 2.07%
NYダウ平均 9,995.91 -67.03 -0.67%

今日の国内市況:TOPIXが反発、債券軟調−金利先安観でドル軟調

日経平均は下落した。
しかし、TOPIXは上昇で、NYダウが下落したわりには強かった印象だ。

アメリカの株価はバブルっぽく、長続きしないと思っていても、なかなか下げない。
Financial Timesの記事にもあるように、
どうみても割高な気はするのだが、人々の思惑から上げている。
アメリカ人には、まだまだインフレ期待は強い。

ワールドビジネスサテライトでは、アメリカ人が商品を買う場合に、
買い置きしておいて、後で代金を支払う方法を流行っていることを伝えていた。
インフレではなく、デフレ気味に物価が推移すると予測しているならば、
後で商品を買う方が得である。
そうしないのは、
アメリカの消費者がまだまだ物価は上昇すると思っているからだ。
けれども、借金して商品を受け取ってしまうのは怖いと考えている。
いや、単にクレジットカードが使えないだけかもしれない。
インフレ期待はあるけれど、金を使うのは怖い。
それが今のアメリカ人の心境なのだろう。

インフレ期待があるからこそ、
流動性を供給することによって、株価等は上げている。
インフレ期待がなくなれば、幾ら流動性を供給しても、市場は反応しなくなる。
その状態になるのを危惧して、
FRBは必死に不動産担保証券を買い上げているわけだが、
それがこのまま景気回復を導くのだろうか。
インフレ期待があり、名目金利がゼロに近ければ、実質金利はマイナスになる。
だから、みんなが借金しまくって投資するというのが、
リフレ理論の教えるところだ。

でも、実際に借金して投資している人などいるのだろうか。
インフレで、価格が上がっているものと言えば、金融商品ばかりだ。

9月の米消費者物価指数は前月比+0.2%、コア指数は+0.2%=労働省

上記の記事を見る限りでは、ほんの少し物価は上昇しているが、
誤差ぐらいにしか見えやしない。
クレジットローンの不良債権が急激に増加し、
クレジットローンの貸し渋りが広がりつつあるなか、
投資の増加をいっても夢物語のようだ。
借金をして投資している人間が、
ファンドのような金融商品に偏った人たちだけならば、
実際の波及効果もたかが知れている。
唯一波及効果と言えるのは、金融機関の多額のボーナスであり、
それが消費に結びつくことだ。
けれども、アメリカの世論の金融機関バッシングを考えるならば、
到底消費には回らない。
むしろ、減らすことが期待されている。
唯一と思える、消費増加のメカニズムが否定されていては、
やはり前途は多難だ。
リフレ政策による景気回復が金融経済に限定され実物経済に波及しないならば、
やはり株価は下げるしかない。

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