異をとなえん |

投票前夜、選挙について考えたこと

2009.08.29 Sat

20:28:24

選挙が進むにつれて、予測の民主党の獲得議席数が増加している。
民主党の大勝予測は、国民のバランス意識から実際の投票では票を減らすと、
私はぼんやり思っていた。
もちろん、実際の投票はまだ先なのだから、確定的なことは言えない。
しかし、田原氏の記事から、大勝予測がさらに大勝を引き起こす可能性もあることに気づいた。

自民党は与党であることを最大の強みとしていた。
自分に投票してくれる団体に対して便宜をはかる。
これが自民党の本質であったと言っていい。
しかし、野党への転落が避けられないとなれば、
投票をしてくれた支持団体に対して便宜をはかることができなくなってしまう。
支持団体としては、手間暇金をかけたことが、全部ムダになるということだ。
議員になってくれれば、ある程度の見返りはあるだろうけど、
与党の議員でなければ価値は低い。

そうすると、自民党の敗北必至という報道の予測が出るにつれて、
あからさまに利権のために投票していた組織は手を抜き始めるだろう。
あるいは、民主党に寝返る組織も出るかもしれない。
選挙結果が出た後では、寝返っても何の役にも立たないだろうけど、
今だったらある程度の見返りは期待できる。
手抜き、寝返りが発生すれば自民党の得票は減り、
民主党がより大勝しても不思議でない。

普通の一般選挙民の日本人はそれほどドライではないだろう。
けれども票の取りまとめを行なう、選挙活動をしている人たちは違う。
生活がかかっているのだから、ムダなことはしない。
勝てないことがわかった時点で降りてしまう。
実際の選挙戦では、そうあからさまにはならないだろうが、
勝敗が決まったと思えば体が動かなくなるのが人間というものだ。

マスコミの選挙予測の信頼性については、あてになるものではない。
しかし、実際の自分たちが活動している選挙区については、
肌で感じるものがある。
勝敗についても、ある程度見極めているはずだ。
僅差で逆転可能かもしれないと思えば、選挙活動に熱がこもる。
どうも、そういった感じがしない。
テレビでしか、状況を認識していない人間の言葉なのだから、
あてにはならないのだけど、みんな醒めている。

私も今回の選挙を他人事のように見ている。
郵政選挙の時に、テレビ番組を片っ端から見ていた自分はいない。
どちらも共感できず醒めている。

これで、投票率は上がるのだろうか。
予測ではどうも上がるような雰囲気だが、どうもそこらへんがピンとこない。
投票率が上がって、民主党が勝利するならば、
私が思っているよりずっと、国民は熱くなっているということだ。
それは、変革への大きなエネルギーとなり、
今後の民主党の政策を良かれ悪しかれ急進化するだろう。
逆に投票率がそれほど高くなければ、国民は醒めていて、
民主党が勝とうが、あまり政策の変動は起こらない。

投票前夜、選挙ついて考えていたら、歴史的な政権交代になりそうなのに、
全然興味を持てない自分がいた。
けれども、他の人たちは違うのだろうか。
それを明日感じとりたい気がする。

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