異をとなえん |

デフレに希望を見る - 今日の株式市場(2009/08/18)

2009.08.19 Wed

03:51:50

日経平均株価 10284.96 +16.35(+0.2%)
TOPIX 949.66 +0.07(+0.1%)
NYダウ平均 9,135.34 -186.06

今日の国内市況:日本株小反発、債券堅調−リスク回避緩和で円反落

日経平均は上がったり、下がったりしながら、結局ほぼ同じ値に落着いた。
昨日、えらく下げたにも関わらず、リバウンドすることはなく、
ダウ平均がえらく下がっているにも関わらず、下げることもなかった。
GNPの回復が輸出次第という状態の中で、
アメリカの動向を見定めようとしているところか。

ここで間違いの訂正。
ダウ平均は前営業日の終値を記述しているのだが、昨日の記述が間違っていた。
「NYダウ平均 9,138.51 -177.75」ではない。
東洋経済オンラインの表示が、私の予期していたものと違うようだ。
正確には、NYダウ平均 9,321.40 -76、79となる。
日々の数値の取得先が安定していなくて、どうも問題が多い。

株式市場に対してコメントする方法で記事を書けば、
毎日記事を書けると思ったが、なんか大変だったりする。
昨日もGNP速報に対して分析するつもりだったのだが、
うまく書けず先延ばしにしてしまった。
今日少し書いてみた。
まず、参照の記事をリンクしておく。

高揚感皆無の実質プラス成長

数値の確認からすると、4-6月期のGDPの伸びは、
前期比0.9%、年率に直すと3.7%となった。
内需の寄与が-0.7%ポイントで、外需の寄与が+1.6%ポイントとなる。
さらに詳しい内訳は下記の通りだ。

引用開始

【民間最終消費支出】
前期比+0.8%(実質GDP前期比への寄与度:+0.5%ポイント)
【民間企業設備】
前期比▲4.3%(実質GDP前期比への寄与度:▲0.6%ポイント)
【民間住宅】
前期比▲9.5%(実質GDP前期比への寄与度:▲0.3%ポイント)
【民間在庫品増加】
(実質GDP前期比への寄与度:▲0.5%ポイント)
【公的固定資本形成】
前期比+8.1%(実質GDP前期比への寄与度:+0.4%ポイント)
【輸出】前期比+6.3%(実質GDP前期比への寄与度:+0.8%ポイント)
【輸入】前期比▲5.1%(実質GDP前期比への寄与度:+0.8%ポイント)
【外需】(実質GDP前期比への寄与度:+1.6%ポイント)
引用終了

数値を見わたすと、外需の寄与が大きいと思う。
輸出が持ち直しつつあり、輸入が減った。
輸入が減ったのは去年の原油高騰の影響がなくなったせいと思ったけど、
前期比だから違うようだ。
具体的には何かちょっとよくわからない。

民間企業設備、つまり設備投資は引き続き減少している。
これは工業生産の急激な減少を背景にしたものだから、当分下がるしかない。
生産が持ち直し、前の水準に戻るまで、設備投資は弱いままかもしれない。
ただ、環境投資などの新しい分野が生まれる可能性もある。

公的固定資本形成、つまり政府の公共投資は+0.4%とかなり寄与度が大きい。
これがなければ、成長率はかなり落ちているわけだが、
役に立っていない気もするのであまり重要視しない。

やはり一番重要なのは消費支出だろう。
寄与度も大きいし、上がっていることにも意味がある。
上野氏の分析は次のようなものだ。

引用開始

 筆者が重視している名目GDPを見ると、4-6月期は前期比▲0.2%(同年率▲0.7%)で、実質とは異なり、マイナス成長を脱出することができなかった。これで5四半期連続の名目マイナス成長である。内外需別寄与度は、内需が▲1.1%ポイント、外需が+0.9%ポイント。実質ベースと比較すると、民間最終消費支出が前期比+0.3%、名目GDP前期比への寄与度が+0.2%ポイントにとどまったことが目を引く。実質ベースではそれぞれ+0.8%、+0.5%ポイントを4−6月期に確保した個人消費だが、それはデフレーターがマイナスであることから膨らんだ数字であり、現実に経済活動が行われている名目の世界では、消費の伸びは景気刺激策にもかかわらず鈍かったことが浮き彫りになっている。
引用終了

消費の伸びは景気刺激策にもかかわらず鈍かったとあるが、
私の眼からは実質だけでなく名目でも伸びていることが大事に思える。
この不況で収入は減っている。
それにもかかわらず消費が増えているのは、景気刺激策もあるだろうが、
それ以上に価格低下の影響ではないだろうか。
デフレによって予算より少いお金で必要な物を買うことができる。
少し残ったお金でもう一つ買物をする。
予算を少し越すこともあり、それが名目消費の増加を導く。

失業率の上昇、あるいは収入の減少は多くの家庭が予期している。
だから、簡単に減らせる消費はもう減らしてしまっているだろう。
残っている消費はぎりぎりなものだ。
ならばデフレによる価格低下は消費を刺激するはずだ。
これが、実質的な成長につながる。
そこに希望を見る。

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