異をとなえん |

日米の景気の乖離 - 今日の株式相場(2009/08/10)

2009.08.12 Wed

03:34:50


日経平均株価 10585.46 +61.20(0.6%)
TOPIX 973.51 +4.27(0.4%)
NYダウ平均 9,337.95 -32.12


今日の国内市況:日経平均が年初来高値、債券先物安い−円は96円後半

とりあえず、日経平均はまたもや年初来高値を更新で、けっこう強い。
今日は下げるかな、下げるかなと思っていると意外と下げないものだ。
私がこの形で記事を書き始めてから、ずっと上げている。
NYダウ平均は下げていても、日経平均は上がっている日もある。

ダウと連動して株価が上下していては、
アメリカ経済の動向に日本の景気が左右されているに過ぎない。
バブル崩壊以降、
自律的な成長能力を失なった日本は世界市場への依存を強めていた。
円高の時は世界市場への依存すらままならない状況だったが、
円安に転じることによって、
少なくとも世界の景気に合わせて景気は良くなっていた。
しかし、それは世界の景気が悪くなれば日本の景気も悪くなると同義である。
金融危機によって日本の景気が悪くなったのは、その結果だった。
日経平均がダウ平均と連動して動いていたのも、その現れだろう。

しかし、なんとなくだけど、
ダウ平均と日経平均は連動しなくなっている気がする。
1、2日のことでは判断できないが、金融危機からの回復の中で、
自律的な日本の成長の芽が出てきているのではないだろうか。
株価の上昇と消費者物価の低下は、国民の不安感を柔らげている。
不動産価格が下げ止まれば、消費は増加に向かうはずだ。
住宅資産価格の低下が止まらないアメリカと違う。

アメリカ経済は二番底に突入する可能性が強い。
それに引き摺られないで、日本が何とか景気を保てるかが勝負になる。
アメリカ経済自体は二番底に突入しても、需要が急激に減ることはない。
政府が需要を作り出す。
金利上昇、ドルの暴落懸念は、各国が支えるだろうから、起こらない。
そうすれば、輸出が急激に減ることはない。
輸出が今のペースを維持できていれば、
日本経済の自律的な力で景気回復は維持できるはずだ。

日本経済の自律的な回復力に疑問を持っている人はたくさんいる。
この二十年、自律的な回復などなかったのだから当然な気もする。
そういう人から見れば、アメリカ景気が回復しなければ、
日本の景気も回復しない。
けれども国民総資産の低下はようやく止まった。
不動産価格がまた下落に転じたことで、下がっているかも知れないが、
止まりつつあることは確かだろう。
そうなれば、日本経済は自律的に回復する。
なんか韓国人の「それでも十年後を信じたいんです」
なんてセリフと同じ気もするが、
それでもトンネルを抜けつつあると信じたい。

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