異をとなえん |

ドルが高くなった理由 - 今日の株式相場(2009/08/10)

2009.08.11 Tue

03:02:32

日経平均株価 10524.26 +112.17(1.1%)
TOPIX 969.24 +12.48(1.3%)
NYダウ平均 9,370.07 113.81

日経平均昨年10月来の1万500円回復、米雇用改善や機械受注反応

おおかたの予想通り、NYダウの上昇を反映して日経平均は上昇した。
円安に振れたことや、機械受注が市場予測を上回ったことも、上昇の原因だろう。
ただ、高値警戒感から株価は不安定の度を強めているようにも見える。
今後の行方としては、円安ドル高の流れが強まりそうな気がするので、
それが株価の上昇を支えるのではないだろうか。

前回書いたドル高になっている原因について、
面白い記事あったので考察しておく。

東京外為市場・15時=ドル97円前半、2カ月ぶり高値から反落

引用開始


 最近の為替市場では、経済指標の堅調さや株価の上昇は投資家のリスク選好姿勢の強まりにつながるため、低金利のドルや円から資金が流出する形でドルと円が下落しやすいとされていた。7日の取引でも発表直後は円が急落する一方でドルがユーロや英ポンドなどに対しても瞬間的に弱含んだものの、その後大きく切り返してドルが上昇する一方で円が下落するという「最近では珍しい形」(外銀)となった。

 ドル上昇の要因として有力視されているのは、ポジションの片寄り。最近の取引では世界的な株価上昇を背景にドルが幅広い通貨に対して下落。主要通貨に対するドルの値動きを示すドル指数は前週に昨年10月以来の低水準をつけるなど、関係者のポジションは大きくドルの売り持ちに傾いてた。

引用終了

記事によると、
ドル高になっている原因はポジションが大きく売り持ちに傾いていたためだ。
つまり、ドルが安くなるのを見越してドルを売っていた投機筋が、
実際には思っているほど安くなっていないので、ドルを買い戻したことになる。
もう少し詳しく述べると、次のようになる。
アメリカで雇用統計の改善により、景気の回復が示唆された。
景気が良くなれば株価が高くなるだろうと、国債を売って株式に投資した。
株価は高くなり、国債の価格は安くなり、つまり金利が上昇した。
金利が高くなるということは、
アメリカに投資をすることが相対的に有利になるということだ。
そこで、ドルを買って国債に投資しようとする。
今までは、この流れの場合、リスク許容度が上昇するということで、
ドルを買う力よりドルを売る力が強くなっていたが、
あまりにもポジションを大きくしたので売ることができなくなった。
逆にドルが値上りし始めたの、急いで手じまった。
ドルがユーロに対して上昇したのは、その結果だ。

結果的に、今までだったらドルが安くなる場面で逆に高くなったということは、
トレンドはドル高であることを示唆しているように見える。
大きなトレンドとしてはドル高だと思っていたので、
投機による攪乱要因が働かなければ、そのままドル高になる。

大きなトレンドとしてのドルが上昇していく原因は次の通りだ。
バブル崩壊によって、消費が減り輸入は急激に減少する。
つまり、貿易の面からはドルを売る原因が減少する。
バブルが崩壊すると、企業個人は資金繰りが苦しくなるので、
その資金を諸外国から集めることになる。
つまり、資本の面からだドルを買う原因が増大する。
この二つがあいまって、バブル崩壊後は自国通貨高になるのが一般的な現象に見える。
もちろん、為替は自国だけでは決定するものではないが、
アメリカは経済が大きいので、その影響力は圧倒的だ。
結果ドル高が優勢ということだろう。

ドル円については日本が資金の出し手という特殊関係があったので、
上にはうまくあてはまらなかった。
しかし、金融危機が一段落したこともあって、
日本は資金の出し手として復活しているように見える。
海外市場に目を向けた投資は盛んになりつつあるし、
下記の記事のようにアメリカの貸し渋りに対応するための投資もある。

記者の目:シリコンバレー・ベンチャーを次々買収

これらは円安ドル高のトレンドを示している。
つまり、1ドルは100円を超えて上昇していくのではないだろうか。
そして、円安ドル高は輸出企業の採算を下支えして、株価の上昇に結びつく。

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