異をとなえん |

宇宙エレベーターの開発をしよう

2009.04.06 Mon

01:31:06

『宇宙旅行はエレベーターで』を読んだ。
日本の宇宙開発計画が新たに立てられた。
北朝鮮が自称人工衛星を打ち上げた。

この状況の中で、宇宙エレベーターではないけれど、
静止衛星から成層圏近くまで腕を伸ばした偵察衛星が実用化できないかと思う。
宇宙エレベーターが何かについては、wikipediaを参考にして欲しい。
軌道エレベーターが元々の名だが、一応読んだ本に敬意を表して、
この記事では宇宙エレベーターを使っている。

軌道エレベータ - Wikipedia

読んだ本の中では、宇宙エレベーターは、
金さえ賭ければすぐにもできそうに書いたあったけど、
どうみてもそんなに簡単ではない。
材料の課題がクリアされたとしても、
成層圏に入って、空気がある状況での問題は、いろいろあるのではないか。
けれども、成層圏に入るまでは、ほぼ環境が確定していて、予測可能な世界だ。
材料の強度もまだまだ不十分だろうけれど、その技術の範囲内でも、
できるだけ地球近くにいければ、有効ではないだろうか。
普通の偵察衛星は、地表近く、大体100Kmぐらいを回るために、
地球の一点を継続して監視することはできない。
だから、北朝鮮のミサイル発射をリアルタイムで監視するわけにはいかない。
それが、腕を伸ばした静止衛星なら、監視できるはずだ。

問題は、現在の偵察衛星の高度近くまで持ってくるには、
材料の強度において地表に接するのとほとんど変わりがないだろうということだ。
距離的には、静止軌道からの距離、36000kmに比べれば、
偵察衛星の高度は100kmでほんのわずかに過ぎない。
36000kmも35900kmもたいして変わりがない。
そうすると、現在の技術ではたぶん地球に近付けるといっても、
そんなに近くまではいけない。
静止軌道の半分は技術的に狙える距離なのか、
そして、その距離でも実用に意味があるのか。
静止衛星には大量に需要があるのだから、地球に近づけば近づくほど、
なんらかの役割はあるはずだ。
通信衛星も、距離が半分になれば遅れも半分になるのだから、有効なはずだ。

もっとも、現在の技術を真面目に考えれば、たぶん半分さえ全然ダメだろう。
そもそも、読んだ本では、一番最初に地球と静止軌道を繋ぐ紐は、
簡単にできるとしていた。
材料技術の課題を克服すればだが。
でも、本当に実用化するとすれば、
まず紐の重量を簡単に静止軌道まで打ち上げられるかが心配でならない。
素人が悩んでも仕方がないのだが、大変そうではある。

日本の宇宙開発計画では、無人の月探査が一つの目玉として報道されていた。
基本的には賛成なのだが、実利に乏しいのが難点だ。
日本独自の有人宇宙飛行になると、夢もないし、実利もない。
夢がないというのは、他の国の二番せんじで感激がないという意味だ。
その点、宇宙エレベーターは夢ありまくりだ。
成功すれば、薔薇色の未来が広がる。

実際の実用化には、難問が多いだろうけれど、
基礎実験ぐらい始めていいのではないだろうか。
まずは、腕をできるだけ伸ばす仕組みを持った技術衛星だ。
日本の宇宙開発計画に、
宇宙エレベーターが入っていないのが残念なので妄想してみた。

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