異をとなえん |

急な円高の心配なんていいお世話

2007.05.30 Wed

01:09:30

下記の韓国の中央日報の海外コラムを読みました。
日本は「ゼロ金利」を捨てよ

日本の超低金利政策をやめよというご託宣ですが、とりあえず、いいお世話としかいいようがないです。

日本の低金利政策への批判は最近のG8の中でも取り上げられるかと話題になっていましたが、出てきていません。つまり、日本の低金利政策が円安の原因だというのは必ずしもあてはまらないからです。

もちろん、日本の低金利が海外に資金を向かわせている原因の一つではあります。しかし、それだけで為替相場は決まるものではありません。日本の金利の上昇が現在の円安トレンドを逆転させ円高に向かうであろうという予測はそこらじゅうで見かけますが、そうなっていません。なぜなのかが、はっきりとわかれば大金持ちになれます。そのくらい、難しい問題です。

円キャリートレードで、日本から金を借りている人は、急に円高になるリスクを承知の上で勝負をしています。
つまり、

問題は円が急に上がってキャリートレードがただちに清算する場合、深刻になる。急に円の価値が上がればキャリートレード為替損失が生じて、投資者たちは米国市場への投資金を還収し、日本に返そうとするだろう。世界のあちこちでこのような現象が起きれば世界市場がゆれる危険がある。

などと言うことは、既に相場は織り込んでいるはずです。その結果の円安に対してあれこれ文句を言ってもはじまらないのです。もし、本当にその予測が本当だと思うならば、円を買えばいいのです。みんなが、一生懸命考えた結果がこの相場なのです。

そもそも、中央銀行の政策目的は、通貨価値の維持、インフレを起こさない事にあります。ほとんど、これだけだったんですが、最近の日本の例に鑑みてデフレを起こさない事も通貨価値の維持として政策に入っています。結局、年1〜2%ぐらいのインフレを維持するのが、一番理想的です。そして、この小さい幅の中で景気政策を打てたら打とうという所です。為替相場の維持なんてこの政策の中には入りません。

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