異をとなえん |

2009年不法滞在者数統計

2009.02.19 Thu

01:50:38

2009年1月1日付けの、不法残留者の人数をマスコミが報道した。
法務省のサイトに原資料が載るはずだが、
見つからないので報道に合わせて資料をまとめてみた。






























平成21年 平成20年 平成19年 平成18年 平成17年 平成16年 平成15年
韓国 24,198(21.4%) 31,758(21.2%) 36,321(21.3%) 40,203(20.8%) 43,151(20.8%) 46,425(21.2%) 49,874(22.6%)
中国 18,385(16.2%) 25,057(16.7%) 27,698(16.2%) 31,074(16.0%) 32,683(15.8%) 33,522(15.3%) 29,676(13.5%)
フィリピン 17,287(15.2%) 24,741(16.5%) 28,491(16.7%) 30,777(15.9%) 30,619(14.8%) 31,428(14.3%) 30,100(13.6%)
タイ 約6,000( 5.3%) 7,314( 4.9%) 8,460( 5.0%) 10,352( 5.3%) 12,787( 6.2%) 14,334( 6.5%) 15,693( 7.1%)
その他 47,202(41.7%) 60,915(40.7%) 69,869(40.9%) 81,339(42.0%) 88,059(42.5%) 93,709(42.7%) 95,209(43.2%)
合計 113,072 149,785 170,839 193,745 207,299 219,418 220,552
減少数 36,713 21,054 22,906 13,554 12,119 1,134
前年比減 24.5% 12.3% 11.8% 6.5% 5.5% 0.5%


表を見た率直な感想はよく減らしたに尽きる。
去年の結果を見たかぎりでは、比率は改善したとはいえ、
減少数は22,906から21,054と減少していて、摘発の限界に近づいたかと思った。
去年のブログに、
「計画最終年度の今年に、約4万人減らさねばならないが、
それは減少数が約2万2千人で高止まった事を考えると無理だろう」
と書いてある通りだ。
しかし、実際には去年約3万6千人を減らし、
半減という5ヶ年計画をほぼ達成した。
去年だけで約4分の1減らしているのだから、たいしたものだ。

この実績は、次の二つの理由で達成できた。
一つは、不法残留者の記録を精査して、
死亡や帰化の理由で1万人を除外したことだ。

そうすると、実質的に減らしたのは、2万6千人だから、
そんなに急激に減少したわけではなくなる。

もう一つは、
生体情報認証システムによって不法残留者の再入国を阻止したことだ。
去年のブログには、
不法入国、不法残留で強制退去させられた人数は45,502人とある。
つまり、おととしは2万4千人不法残留者が増えたけど、
4万5千人捕まえて、正味では2万1千人減らしたことになる。
この増えた不法残留者には、
一度捕まったけど再度入国した人間が相当程度含まれているのだろう。
その再入国を阻止したことが、この結果につながっている。

今年の見込はどうだろうか。
退去させている人数が、摘発の困難さなどより、
入管や警察が処理できる能力で決まっているならば、
今年も2万6千人くらい減少させることは可能だ。
これが続けば、後4年で、不法残留者はほぼ0になる。
不法入国も含めた不法滞在者を0にする能力が証明できれば、
外国人労働者の雇用や観光客の誘致をよりやりやすくなる。
日本の将来のために、入管警察はがんばって欲しい。

関連記事
不法残留者の摘発
不法残留者の経常的な減少

参照にした新聞記事
外国人の不法残留者11万人、5年で半減をほぼ達成
不法滞在外国人:5年でほぼ半減 今年1月13万人
不法残留者11万3000人=5年でほぼ半減−法務省
不法残留者、摘発や審査厳の格化で約5年間にほぼ半減
不法残留半減、11万人 不法入国も大幅に減少

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