異をとなえん |

審議拒否は確かにおかしい気がする

2009.01.15 Thu

20:04:58

「絶対おかしいもん、この国会」〜娘よ残念ながら君はたぶん正しい

上記のブログを読むと、野党は参議院で審議拒否をするらしい。
確かにおかしい気がする。

衆議院で審議を尽くされていないのを理由として採決を拒否したのに、
参議院で審議をしないというのは、普通に聞いてもおかしい気がする。
素朴だけど大事な話だ。

そして、実際野党というか民主党にとって、得なのだろうか。
民主党の目的は、とにかく解散総選挙を目指すというものだ。
選挙になれば、民主党が勝つという予測は絶対か微妙なものはあるが、
まあ、この前提は良しとしよう。
そうすると、選挙にするにはどうすればいいか。

たぶん、民主党は審議拒否して補正予算の成立を遅らせれば、
政府も折れて話し合い解散になると考えているのではないか。
けれども、政府も負け必死の状況では選挙にはしづらい。
状況の好転を待つためにも、とにかく景気回復のため補正予算案を通すしかないだろう。
衆議院の3分の2を利用して全面対決に走ってくる可能性の方が強い。

そもそも、審議拒否しなくとも、採決を遅らすことは幾らでもできる。
それなのに、なぜ審議拒否なのか。

少くとも審議拒否は国民受けするとは思えない。
どちらかというと批判が多かった気がする。
採決を伸ばすのならば、参議院の議長を野党が握っているのだから、
方法はいくらでもある。

拒否するにしたって、政府に無理難題な質問をして、
真っ当な返事がないのを理由にすることもできる。
そもそも、審議していなければ、テレビ中継もない。
それでは、個々の議員にとって活躍の場がない。
ベストなのは政府を徹底的に審議で追い詰め、政府が間違っていることを国民全部に伝えることだろう。
そして、自民党議員もあまりにも賛成するのが、おかしく思えてきて、
衆議院で造反して、法案が成立しないのが、民主党にとって一番いい。
その場合、選挙は必死だろう。

しかし、審議拒否を続けているのならば、
このままでは選挙に勝てない、自民党を離反しようと考えている議員にとっても、
反対しづらくない。
造反するには大義名分がいる。
審議拒否しまくって、採決すらしない状況で、
衆議院で採決を迫られても、造反できるわけがない。

そう考えると、審議しないのはおかしい。

審議を最初から拒否する理由として、私に考えられるのは、
審議すると政府の補正予算案の正当性が明らかになってしまい、
野党が反対するのは間違いになってしまうことだ。
でも衆議院で審議する内に、定額給付金の評判はますます悪くなっていった。
こんなことは、ありえない。
少くとも、民主党の首脳部がそんな考えを持っているとは思えない。

そういうわけで、私にも審議拒否は確かにおかしい気がする。

銀河英雄伝説の外伝で、帝国軍の侵攻に対抗するために、
同盟軍の首脳が帝国軍の作戦計画を分析するシーンがあった。
帝国軍の意図が読めないと頭を悩ますのだが、
最終的な結論は帝国軍は馬鹿だというものだった。

民主党はそうだとは思わないのだが、
最終的には選挙を目指す以上、国民にわかりやすく戦うのも大切だ。
そこらへんを考えて欲しいと思う。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント

90

その通りです。どうせ審議拒否したって3分の2条項があるんだし、60日成立を遅らせるだけなんですよ。
だったら、審議に応じて法律の間違いをどんどん明かして→与党の造反→選挙に持ち込んだ方がどう考えても正しい。
もしかして小沢さんの腹では、衆院はギリギリ自民、参院は民主という、

今以上のねじれ国会を作って大連立あるいは自民党とか民主党という箱をぶち壊してガラガラポンに持ち込んでいきたいんじゃないかな?

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら