異をとなえん |

「オーケストラの経営学」立ち見感想

2009.01.09 Fri

00:33:52

「オーケストラの経営学」をざっと立ち見した。
クラシック市場について書いてある。
こういう本は、ほとんど見かけないので興味がある人には役立ちそうだ。
私は、文化的な商品の生産者と消費者の関係について、記事をまとめようとしているので
参考になる。

日本がクラシック市場において大国だというような記述があり、
基礎的な数値の情報が挙げられる。
前ネットで検索した時は、全然見つからなかった。
覚えている数値は、次ぐらいか。
ロンドンには5つの楽団、それに対して東京には10の楽団。
1000人以上入れるホールが、どこの都市よりも多いらしい。
日本のアマチュアオーケストラのレベルは高いなんて話もある。

また、「世界的音楽家はいるのに日本に世界的オケがないわけ」という章が
最後にある。
理由としては、ロンドンに比べて観客のレベルが低く、
よりきちっとした評価が受けたくて演奏家が流出するなどがあった。
ここらへん記憶に自信がなくてあいまいだ。

もっとも、日経ネットPLUSで日本のクラシック市場が古典偏重だという批判に対するコメントの中で、
そうでないという意見もあった。

コメント一覧 - クラシック 古典偏重に副作用

あくちゃんさんの意見

現実は、日本のクラシック演奏会は極めてレベルが高い。内容も実に高度で多彩。ほんの一例を挙げれば鈴木雅明氏(芸大教授)主催のバッハ・コレギウム・ジャパン。日本が活動の拠点だが、海外の音楽家も常に参加し、海外への遠征、CD録音など世界的な評価を受けている。自治体の運営でも吉田秀和氏が監督を勤めている水戸の芸術館は、室内管弦楽団の定期公演を始め内容が充実している。茨城出身の音楽家の演奏会などローカル色にも配慮している。

大都市東京となれば小さなサロンから中小のホールまで、意欲的な催しが目白押し。その多くが企業のメセナや音楽家の自主的な主催による。おそらくその充実ぶりはロンドンやニューヨーク以上だろう。東京都も都響へのカネを出し惜しむくらいなら、他の催しと重複する「東京オペラの森」などやめたほうがよい。小澤征爾ばかりが音楽家ではない。


クラシックなどほとんど聞いたことがない人間には、
そこらへんの意見は判断しかねるが、
具体例を挙げて反論できる人がいるのは、
ある程度市場が成熟したということで興味深い。

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