異をとなえん |

中間報告 - 理想国家としての日本(その13)

2008.12.01 Mon

02:09:08

「理想国家としての日本」として書いてきたシリーズが、
行き詰まっている。
そもそも、日本を国家発展の基本モデルと考えて、
その他の国を含めた一般論に展開することを目標としてきた。
マルクスの史的唯物論の変形解釈な感じになっているが、
まあまあ自分なりの考えになっている。

行き詰まっているのは、封建制の産業革命に及ぼした影響が、
物質的なものなのか、精神的なものかという点だ。
伝統的な各地域が物質的に豊かになり、教育や物流が発展すれば、
産業革命はそれだけで起こるのだろうか。
そういう論点で今まで書いてきたと思うのだが、
中国の歴史を考えているうちに自信が持てなくなってきた。
中国はそもそも物質的豊かさが不十分だったから、
発展しなかったのだろうか。
そう書いても問題はない気がする。
しかし、封建制の精神に及ぼした影響は無視できない。
そこらへんを考えなくてはいけないのだが、知識不足でどうも歯が立たない。
武士道が近代の精神とどう関連しているかとか、
どうも私の弱い分野だ。
完全な精神論は苦手なのである。

仮説としてどちらかを採用しなくてはいけないのだが、
どうも踏ん切れずにいる。
そんな訳で「理想国家としての日本」というシリーズは、
ここで一応中間報告として当分停止するつもりだ。
雑誌の休刊に似て、このまま終わってしまうかもしれないが。

シリーズの中では国民国家論も書くつもりだったが、
日本がモデルである必要はあまりないので、これについては、
別途書いていく。

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