異をとなえん |

サムスンは衰退するか?(補足)

2008.11.26 Wed

17:53:44

昨日の
サムスンは衰退するか?
では、韓国の輸出構造の主力として船舶と鉄鋼を挙げた。
資料にもあたらず記憶で書いたが間違っていた。
2ちゃんねるで、ちょうといい新聞記事の翻訳投稿があったので、
それを引用して分析し直しておく。


416 NAME: 日出づる処の名無し DATE: 2008/11/25(火) 14:53:35 ID:dRb4Qaqm
来年の船舶輸出額、国内初の500億ドル突破
今年より23%増加した530億ドルを予想..全輸出品目のうち1位となる

国内造船業の来年の船舶輸出額が韓国の単一輸出品目としては初めて500億ドルを
上回る見通しだ。
韓国造船協会は22日、造船業界の社長団会議を開催し、来年度の船舶輸出額が今年より
23%増の530億ドルになるとの見通しを示した。
協会は大型造船所で構成された造船協会加盟会社が450億ドルを輸出し、中小の造船所や
資機材企業が80億ドル規模の輸出実績を上げると予想した。
この見通しが達成される場合、船舶は、韓国の個別輸出品目としては初めて、一年間の
輸出額が500億ドルを越えることになる。輸出占有費も11.1%で初めての二桁に上る事になる。
国内造船業界は、今後3〜4年分の船舶引導物量を確保しており、この期間については、
おおよその売上が予測可能となる。
昨年の船舶輸出額は277億7700万ドルで、全輸出品目のうち、4位に留まったが、今年に
入り9月までに300億5000万ドルを輸出し、1位の石油製品313億3400ドルに続き、僅かな
差で2位となっている。
造船協会の関係者は"他の業種の場合、来年の輸出がほとんど鈍化すると予想している"
とし、"船舶の他に輸出金額が500億ドルを越える品目が出てくることは難しいだろう"と話した

船舶は、貿易収支では今年から1位になると予想される。今年に入ってから9月までに
263億4500万ドルの黒字を記録し、昨年1、2位であった自動車(234億6100ドル)、
無線通信機器(234億8800ドル)を追い抜いた。
協会関係者は"現在確保された船舶のほとんどが外国から受注した輸出船"とし、
"船舶は国産化率が90%に迫っており、貿易収支の黒字への貢献度も絶対的に高い"と語った。
http://stock.moneytoday.co.kr/common/article_print.htm?no=2008112514261584552(韓国語)



上記の記事を読むと、韓国の輸出の内上位4品目は船舶、石油製品、
自動車、無線通信機器つまり携帯電話となる。

また、2006年の記事では下記のようになっている。
朝鮮日報は昔の記事が参照できなくなっているので、グーグルのキャッシュ分を引用。


独・日に学べ! 韓国の輸出構造の問題点とは
韓国の輸出:10大企業・5大品目で全体の4割超
サムスン | 起亜 | 現代 | LG

 今年の輸出額(約3200億ドル〈約37兆1968億円〉)のうち、上位10位までの大企業が占める比重が40%を超えた。

 輸出額1位のサムスン電子の場合、今年の予想輸出額は500億ドル(約5兆8185億円)に達し、韓国全体の輸出額の15.5%を占めた。さらに、LG電子(179億ドル〈約2兆830億円〉)、現代自動車(134億ドル〈約1兆5594億円〉)、現代重工業(120億ドル〈約1兆3964億円〉)、起亜自動車(110億ドル〈約1兆2801億円〉)など、上位5位までの企業の輸出額が全体の輸出額に占める比重も32.4%に達している。

 また、半導体、自動車、無線通信機器、船舶、石油化学製品など、5大主力品目が輸出額に占める比重も2000年の37.5%から42.6%に増加した。大企業中心の重化学工業製品の輸出成長率は、2004年の35%に続き、昨年、今年と2年続けて15%以上の急速な成長を遂げた。

 しかし、一方で今年100万ドル以上輸出した企業は1500社も減り、軽工業製品の輸出成長率はマイナスを記録した。急激なウォン高と原油高の衝撃により、大企業を除いた中堅・中小企業は不振を免れなかった。

 貿易研究所の申承官(シン・スングァン)博士は「一部企業と品目に対する行きすぎた依存のため、輸出が増えても内需や設備投資が減少する乖離(かいり)現象が発生している。高付加価値の部品・素材を生産する中小企業の育成が急務だ」と指摘した。

方聖秀(パン・ソンス)記者


上位5製品は、半導体、自動車、無線通信機器、船舶、石油化学製品となっている。
この輸出構造から外貨を稼げる商品として期待できるのは、
携帯電話と半導体だ。
他の商品は苦しい。

船舶は受注が大量にあるので、当分は活況を続ける。
しかし、前に述べたように代金はほとんど先物で売っていると思うので、
新たに金が流れていくことはない。
そして、新規の受注もほとんど途絶えている以上、
当分外貨の稼ぎ手にはなれない。

自動車も同じようなものだろう。
アメリカの自動車市場の急ブレーキに見られるように、
不況になれば金額の高い自動車の購入は控えられる。
価格を下げても買ってくれるわけがない。

石油製品の世界の需要はどうだろうか。
自動車ほどではないにしても、やはり需要は減るのではないだろうか。
そして、住友化学が投資しているサウジアラビアの石油化学コンビナートもそろそろ稼働する。
設備の稼働が絶対命題であり、
エタンという安価な原料の供給が期待できるここの製品に勝てる国はいないだろう。
結局需要の減った所に新規供給があって、韓国の石油産業は輸出どころか、
自国の市場を守ることすら危うい。

本題とは違うが、この住友化学のサウジアラビア石油化学コンビナート、
ラービグ計画
というのは面白い。
最後の方を見ると、もう稼働しているのだろうか。

以上の事を考えると、韓国の輸出は価格を下げれば、
輸出をある程度維持できる可能性がある携帯電話と半導体に期待するしかない。
携帯電話と半導体こそ、サムスンの主力製品ということで、
サムスンは当面安泰となる。

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