異をとなえん |

「再起」感想

2008.11.21 Fri

19:42:03

ディック・フランシス著「再起」(原題UNDER ORDERS)を読む。

前の作品から随分間があき、年だと言うこともあって、
出来について心配だったけれど、悪くない。
かなりページ数はあったけれど一気に読める。
引き込ませる。

全体的にはパターンが見えてしまって、
予想がついてしまうのが惜しい所か。
意表をつく展開が欲しかった。
ラストはあまりにもパターンで、あの位だったら、
取り去ってもいいのではないか。
シッド・ハレーは四回目の登場だが、
最初の「大穴」を読んだ時のあの拷問シーンの緊迫感は、
そこにはなかった。

シッド・ハレーがあらたに恋人を見つけたことで、
別れた奥さんと和解したのは、
甘いといえば甘いけど、心が休まる気はする。

ディック・フランシスの作品はほとんど読んでいるはずだが、
最近は目を通していなかった。
読んでない作品もありそうなのでチェックしてみたい。

最後に今まで競馬シリーズを訳していた菊地光氏が、
なくなっていたことを知った。
その冥福を祈りたい。
今まで、素晴しい翻訳をありがとう。

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