異をとなえん |

韓国の通貨危機はどうなるか?

2008.11.20 Thu

02:20:04

韓国ウォンの価格がまた下がってきた。
1ドル1450ウォンのラインを割ろうとしている状態だ。
アメリカとのスワップ協定を結んだことによって、
一時期1200ウォン台にまで戻したのが、また安値に近づきつつある。
貿易収支は10月には黒字化したのに何が問題なのだろうか。

韓国の通貨が安くなっている理由は三つあった。
一つは、原油や原材料が高騰して貿易収支が赤字になったこと。
一つは、米国発金融危機により、
韓国に投資しているファンドや銀行が韓国から資金を引き上げていること。
最後の一つは、金融危機により実体経済が悪化して、
韓国の輸出が振るわなくなっていることだ。

この三つの原因の内、原油や原材料の高騰は終了し、逆に猛烈に値を落としつつある。
その結果貿易収支は10月に黒字化した。

短期債務は外貨準備で相殺したとし、貿易収支が黒字になれば、
ドル需要は減りウォン高に動くという観測が成り立つ。
為替相場はそう単純ではないけれど、
それでも貿易収支が黒字化することは、意義があるはずだ。
それなのに、為替相場に全然反映せず、
ウォン安に動いているのはなぜだろうか。

問題なのは、
貿易収支の金の流れと実際の金の流れとが一致していないことだ。
韓国の輸出の大きな部分を占めている船舶の輸出では、
受注した時点でのウォンの売り上げを確定するために、
メーカーは先物でドルを売り、ウォンを買っている。
この取引をメーカーの相手として受けた先は、普通銀行だが、
やはり為替リスクを消すために、ドルを借りてウォンを買う。
そして、先物契約の当日には、メーカーにウォンを渡し、
メーカーから受け取ったドルを借りてきたドルの返済に当てる。
為替リスクを取引先のリスクに転換しているのだ。
重要なのは、ドルを売っているのは先物契約の契約した日であって、
先物契約の取引当日ではない。
先物契約の取引当日は船舶が引き渡されて、
その替わりに代金を受け取る日であり、実際の貿易収支に反映される日だが、
ドルを売って、ウォンを買う日ではないのだ。

つまり、韓国の船舶の輸出分のドルを既に売ってしまっているので、
貿易収支がプラスになったとしても、
実際の為替市場ではウォンの買いが多くなるわけではない。
ドラゴンボールの悟空とフリーザの戦いにおいて、天津飯は悟空が勝ったという。
その根拠は、
ほぼ互角なのだからここで十倍界王拳を使えば勝てるというものだった。
しかし、界王様は今使っているのが十倍界王拳だと答える。
貿易収支が黒字化したから、通貨危機は解消されるという予測は、
これと同じようなものだ。
そして、船舶の受注はここにきて一件も成約がない。
つまり、造船業はドルを売れなくなっている。

造船業は3年分ぐらいの受注が既にある。
つまり、造船業では3年分の受注の代金を既に売っていると見なくてはならない。
ということは、貿易収支は船舶の輸出分がまるまる黒字でないならば、
実際にはウォンを売ってドルを買う流れの方が強い。

大型スクリュー、半導体  基幹部品の対日赤字300億ドル

上記を見ると、「韓国の船舶業界は年間輸出300億ドルを超す」とある。
12で割って、月にして25億ドル以上だ。

韓国の貿易収支、5カ月ぶり黒字 輸出は伸び鈍化

さらに上記を見ると、10月分の貿易収支の黒字額は12億2000万ドルに過ぎない。
まだまだ、通貨危機は続く。

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コメント

75 うーむ。。。

http://007ch.net/mjoy/94m1uhf
↑先月35万稼げたから今月は50万!!
とか思ってたけどなかなか上手くいかんな・・・

今月まだ12万しか稼げてないし(´・ω・`)

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