異をとなえん |

「フィンランドでの生活は本当に退屈」

2008.11.19 Wed

02:03:47

昨日、フィンランド
について書いたのでちょっと追加。

Cool Japan
という面白いページを見つけた。
在日フランス人による日本のクールな部分の指摘だ。
NHKの番組みたいな記事だが、知らないことがたくさんあった。
一読する価値はある。

今回の本題はその中の2008年7月11日の記事だ。
フィンランドの少女の話がある。


「フィンランドでの生活は、本当に退屈だから」。妹も、「絶対にこんな格好で街を歩けないもの」とほほ笑む。あれれ、日本では、フィンランドの福祉や教育に学べっていう議論が盛んなんだけどね。若い人には退屈な国なのか。


フィンランドは小さな国だから刺激が少いというのには納得する。
どうしても人口が少いとバラエティは少くなってしまう。
これは経済学的にどういう意味を持つだろうか。

奢侈品、高級な物は輸入量が少くなり、割高になる。
それだけでは済まず、手に入らないものも多い。
一部の消費者は国外に買い出しに行くか、直接輸入する。
見かけほと豊かでない世界だ。

自由に人間が移動できるなら、かなりの人間が移動して、
フィンランド本国はより生産性が向上し、
インターネットを利用した直接輸入が盛んになるかもしれない。
逆に言えば、現在のフィンランドの国民総生産はまだ低いのかもしれない。

高額商品の需要が顕在しないことは、
輸入金額をその人口に比較して低く抑える効果がありそうだ。
すると、何が言えるか。
自国通貨は割高になる可能性が高い。
割高ではあっても本当に高級な物には手が届かないので、
そこで均衡が成り立つ。

そう考えると、フィンランドの一人当りの国民総生産が割高になり、
生活水準が高いのはある意味間違いだ。

では、なぜ国民の間に満足感が高いのか。
高額商品に触れる機会がないので購買意欲が刺激されず、
格差が生まれない。
だから、貧乏でも劣等感が刺激されない。

逆に日本ではネットカフェ難民と呼ばれるような人間でも、
高級ブランド商品を持っていても不思議ではない。
いや、逆に高級ブランドを買うことに執着しているから、
貧乏になった可能性もある。
格差はそこで生まれる。

結論、フィンランドは本当の豊かさを知らないので、満足している。
そんなブータンみたいな国だ。
なんか意外な結論になってしまった。

フィンランドは新商品の普及期間が短い国だったはずだから、
怪しげな結論だ。
穴がたくさんありそうだけど、一つの思考実験としての答えとなる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら