異をとなえん |

韓国の経済危機の真の原因

2008.10.26 Sun

04:02:56

韓国の経済危機について、ちょっと一言言いたくなったので、
「理想国家としての日本」のシリーズを休んで書く。

韓国の新聞が通貨危機は外国の偏向報道が原因だとわめいている。
ご苦労な事である。
報道さえされなければ、外国資金が逃げ出す事はないと、
幻想を抱いているのかもしれないが、
外国の投資家がそんな馬鹿な訳がない。
ある程度の外国資金が逃げ出す事を前提として、
対策を実行する必要があるのに、それを何もしていない。

韓国の経済危機の本当の原因は、本当の意味での対策を何も打っていない事だ。
自国通貨が安くなっていく場合の対策は簡単だ。
輸入を減らして、輸出を増やす事だ。
当面の対策として、資金繰りのための借金はあるが、それは本質的に重大ではない。

当面の世界経済は減速が必死だろう。
そうすると輸出は増えないので、輸入を減らすしかない。
輸入を減らすには、経済の引締めをするのが第一だ。
しかし、韓国政府は輸入を減らす政策をなんら取っていない。
金利を引き上げて、経済活動を引き締めなくてはいけないのが、
逆に引き下げて、経済活動を活発にしようとしている。
また、建設業者に金を突っ込んて破産を止めようとしている。
しかし、政府が資金を投入する事は、ウォンの流通量を増やす事であり、
ウォン安要因だ。
観光旅行の制限とか海外送金の制限もしていない。
ウォン安自体が、それらを抑止する効果があるから、
対策を取る必要はないという考え方もあるが、
精神的な効果だけでも実行する価値がある。
実行しないのは、世論の不評を韓国政府がやなだけだろう。
つまる所、韓国政府は不況がいやなので対策を取りたくない。
それだけだ。

韓国の外貨準備は巨大だ。
だから、出血を防ぐ措置を取れば問題はないかもしれない。
しかし、どんなに外貨準備、すなわち輸血血液が多くても、
出血量が増えていけばダメになる危険性はどんどん大きくなる。
韓国は今そんな淵にある。

引き締め政策は、言うは易く行うは難い政策はある。
だから、結局IMFがやってきて代わりに実行せざるを得なくなる。
韓国はその方向に向かって真っ直ぐ進んでいる。

私はずっと韓国は危機を回避できると予測していた。
けれども、それは私の買い被りだった。
目の前に氷山があるのに、回避行動をしないのは予測できない。

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