異をとなえん |

世界経済が悲鳴を挙げている

2008.10.07 Tue

02:57:16

世界経済が悲鳴を挙げている。
世界中の株式が暴落し、多くの通貨が基軸通貨ドルに対して暴落している。
ダウは1万ドルを割った。
まさに大恐慌突入だ。

救いはドルの暴落があり得なさそうな事だ。
ドルは既に逃げ場がない。
債券市場はほとんど崩壊し、株式市場も正に壊れつつある。
不動産市場はそもそもの発端でまだ止まる気配はない。
他通貨を買って逃げようにも、ユーロのバブルも崩壊しつつある。
新興国もいよいよ毒が回ってきた。
商品市場ももうダメだ。
現金で持っているのが一番だが、
大量にドルを持っている人間は紙幣で持てるわけがない。
かと言って銀行に預金するのはもっと危険だ。
そこで、アメリカ国債を買う事になる。
ドル自体の信頼性の問題はあるが、それでも買うしかない。
それは結局ドルの需要が存在するからだ。
ドルの借金を返すために、世界がドルを手に入れようとしている。
そのためドルは相対的に安定している。

国債の変わりにMMFを買うという話もある。
しかし、債券で運用している資金が、元本保証されるのはどう考えてもおかしい。
国債には値下がりリスクがあるし、銀行預金には倒産リスクがある。
そのどちらのリスクもないというのは、なにかがおかしいので、修正が入るだろう。
結局、銀行預金に政府が元本保証をすることになるだろう。

ドルの暴落がない状況なら、なんだかんだと言ってもいろいろ手は打てる。
FRBは金利を下げ、貸出を増やして、金融機関を救うことに専念するだろう。
アメリカ議会も文句を言った所で、
金融安定化法案を通したようにゾロゾロ潰れるのを見逃すわけにはいかない。
日本経済が1998年の金融危機後、ゆっくりと正常の状態に戻っていったように、
アメリカも正常の状態に戻っていくだろう。
株式の価格は更に下がるだろうが、金融危機はここがクライマックスかもしれない。
もちろんクライマックスが、いつかなんてわかるわけはないが。
日時がずいぶん経ってから、あれが金融危機のクライマックスとわかるのだ。

問題はアメリカ以外の国だ。
アメリカの金融機関は、潰すには危険すぎる場合、
政府がなんらかの措置を取る事が期待される。
しかし、その他の国はそうはいかない。
ドルがない場合、即倒産危機に直面する。
韓国がドルに対して一番減価しているが、
その原因は韓国の金融機関がドルの借金を大量に持っている事からきている。
韓国は正念場だ。
日本も救済措置のために、何らかの行動が期待されそうだ。

これらの救済措置によって金融危機は沈静に向かうだろう。
問題はここからだ。
経常収支の赤字を背景にしたドルの価値の減少は怖い。
金融危機が収拾した後は、再度その問題に焦点が当たるだろう。
ただ、その時にはアメリカの景気後退によって、
巨大な貿易赤字が減少する可能性がある。
たとえば、アメリカで自動車が急激に売れなくなっている。
自動車の輸入がゼロになれば、赤字も随分減るだろう。
消費が急激に減少して、赤字分を打ち消すのだ。
世界にとって暗く厳しい時代が待っているが、底が抜けるという事態はない。

とまあ、こんなふうに未来を予測している。
日本は、世界経済の景気後退によって輸出がどのくらい減少するか、
個人消費がどうなるかが、鍵となる。

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コメント

67 ■現在の金融危機は2003年当時からすでに予測されていた!!―真の原因は誤った個人主義であり、いまこそ社会変革が必要だ!

■現在の金融危機は2003年当時からすでに予測されていた!!―真の原因は誤った個人主義であり、いまこそ社会変革が必要だ!

こんにちは。今日の金融危機は、2003年あたりからすでに予測されていました。私のブログでは2003年のNHKスペシャル「個人破産―アメリカ経済がおかしい―」の動画を掲載しました。この動画をご覧になると、今日の金融危機すでに十分懸念されていたことが分かります。今日、その懸念はアメリカ金融機関の崩壊という形で現実のものとなりました。この動画では、消費者に無理に消費を強いることにより今日の事態を招いたことがはっきりと示されています。現在、ITバブル崩壊、株価低迷、消費者の旺盛な消費もなくなり、次の時代に何をすれば良いかが見えない時代になっています。しかし、私は、今こそ真剣に社会変革に取り組む時期に来ていると思います。これが、アメリカの実体経済をも良くする唯一の道だと思っています。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

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