異をとなえん |

武器輸出解禁論について

2007.05.07 Mon

02:20:56

武器輸出解禁論がいろいろ話題にのぼっています。基本反対だけど微妙に賛成の部分もあったりして、考えがまとまらないかと思いましたが、意外にすっきりと整理できたので発表します。

アメリカが武器を輸出しない国に武器を輸出するのは反対です。
当たり前ですが、アメリカが武器を輸出してないという事はアメリカが基本敵対視している国ということです。アメリカの同盟国として日本も、その国とあまり仲良くするのは問題だといえます。アメリカに敵対する国で、かつ日本とはそれほど仲が悪くない国としてはイランなどがあがります。日本がイランに武器を輸出するというのはアメリカに完全に敵対する行為です。石油を輸入するならともかく、武器の輸出は到底許せないでしょう。EUが中国への武器輸出を解禁した場合、日本がどれほど不快に思うかを考えたらわかります。日本もそうまでして、イランに肩入れする必要があるとは思えません。アメリカと仲が悪くなるのを我慢してまで、日本が武器輸出して肩入れしなくてはならない国はないと思います。

アメリカが武器を輸出している国に武器を輸出するのは反対です。
この場合、アメリカと武器輸出で競争になります。それは好ましいとは思えません。アメリカの軍需産業とケンカするのは同盟関係にヒビを入れやすい行為ですし、はっきり言ってアメリカにとって数少ない貿易黒字を稼げる産業と張り合う必要はありません。貿易はトータルでバランスを取らなくてはなりませんから、全ての産業で黒字は取れないし、取りにいく必要はないということです。

アメリカとの武器の共同開発という話があります。最終製品の輸出に際して、日本、アメリカ両方の許可が必要という合意がなされているのでしたら、認めてもいいと思います。輸出先がNATOやオーストラリアに対してでしたら認めざるを得ないでしょう。韓国や台湾への輸出は日本にとって若干微妙です。この場合は輸出するかどうか、その時点で考える事になるでしょう。最終製品の輸出に関して日本が一切口をはさめないような条件の開発の場合は、共同開発を断るべきです。対等な条件でなければ共同開発と言えないでしょう。

武器だかどうだかわからないような物についてはケースごとに決定する必要があります。
飛行艇みたいに日本しか作っていなくて、かつ少し需要がありそうなケースについては輸出しても、いいのではないかと思います。実際に輸出できるかどうかは別ですが。輸出する事によってどこか他の国が気を悪くする事がなければ、問題はないでしょう。

先進国以外でも作れそうな武器については、その市場に参入する事がいいとは思えません。
というより、日本は世界で音頭を取って小火器類の武器の輸出入禁止を目指すべきです。アフリカに小火器を輸出する国がいなければ紛争に際して、ずっと犠牲が少なくてすむのではないでしょうか。

ここまで、私の武器輸出に対する意見をまとめました。これではアメリカの従属国家であって、日本の自立性がないではないかという批判が聞こえそうです。確かにアメリカに従属していると言えます。しかし、アメリカに従属するか、自立するかという国家としての大問題を、軍需産業の利益で判定する事は間違いでしょう。イランに武器を輸出すれば儲かるからといって、そのためにアメリカと対立していいなどという話にはなりません。極端に書いてしまいましたが、現在アメリカに「従属している」というのは日本にとって利益だと思います。であるならば、基本的に武器輸出はすべきでありません。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら

6 ?3§δ¡????????

?3§δ¡????????????????Τ????????? ?...