異をとなえん |

ドルの今後(補足)

2008.09.11 Thu

03:20:15

昨日、ドル安はないだろうと述べたら、いきなりダウが急落し、
おととい280ドル上がった分を全て戻してしまった。
円に対してもドルが安くなっている。
ドル暴落はない
という予想も外したかなと思う。
しかし、もう一度考えてもドル暴落はないように感じる。

理由の第一は他の国の状況も悪い事だ。
EU、イギリスもアメリカと同じように資産バブルが発生していて、
それが潰れてしまった。
急速に景気が悪くなっている。
ドルはユーロに対して最近までずっと安くなっていたけど、
現在トレンドは逆転した。
EUの景気が減速してきた事を背景としてユーロ安が始まっている。
成長率だけを比べるならば、アメリカの方が高いのだ。

景気がどちらも悪いならば、資金はどちらにも逃げようがない。
新興国も原材料高が影響して、景気が後退した。
日本も同じだ。
原材料自体も下がり始めている。
世界中の資金が逃げ場を失っている。
激しく動きはするが、一方的な方向はない。

理由の第二は住宅公社への公的資金投入を相場は織り込んでることだ。
住宅公社の債券に対して暗黙の政府保証があった。
議会で投入する権利を与える法案は既に成立している。
だから、公的資金の投入は不思議ではない。
この資金投入によってアメリカドル自体の信認が揺らぐとしたら、
もっと早くドルが急落してなくてはおかしい。

目先の現象だけに捕われては、長期の予測はできない。
しかし、ドル安が加速する事なく、むしろドル高に動いているのは、
一時的な方向ではないように思えてならない。

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