異をとなえん |

ドルの今後

2008.09.10 Wed

03:23:03

最近ドル高である。
アメリカもダメだが、その他の国もダメだと言うことで相対的に浮上してきた。
住宅公社に資金を注入した事もドル高の材料になっている。
住宅公社に資金を注入する事は、住宅公社の債券をアメリカ政府が保証する事で、
財政赤字の拡大要因になる。
財政赤字の拡大はドルの価値の低下という事で、
ドル安になるという意見も見られた。
そうなっていないのは、ドルに対する信認が揺らいでいない表れだ。

サブプライム危機に始まる今回の不況で一番怖いのは、
ドル安が続きドルの価値が崩壊する危険だと思っていた。
その場合は大恐慌の再来となり、世界全体が大不況に突入してしまう。
その可能性は、どうやらないようだ。
統計上アメリカが純債務国になったという事実は、
アメリカの直接投資の価値が、
諸外国からのアメリカへの債券投資の価値を上回っているという真実によって、
くつがえされている。
世界にとって喜ばしい事だと思う。

今後は日本のバブル崩壊の時と同じように、
海外からの資金を本国に戻す事によって自国通貨高(ドル高)になり、
その後不況によって、じりじりと自国通貨安(ドル安)になる。
そのような状況を私は予測している。

ドルと石油の行方、または、予測と結果
では、私はインフレを予測していた。
産油国や中国のようにドルにリンクしている国々では、
アメリカの低金利政策によってインフレが発生する可能性はまだある。
しかし、産油国は原油の需要低下による価格下落によって、
景気は弱くなるだろう。
中国もアメリカへの輸出の低下は景気を悪くする。
世界にインフレを拡大する能力はなさそうだ。

日本を含めて世界はスタグフレーション状態だが、
どうやらデフレに変わりそうだ。

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