異をとなえん |

シンガポールがおかしい?

2008.09.08 Mon

03:13:37

9月5日テマセックが傘下の電力会社を、
日本の丸紅や関西電力などに売却したニュースがあった。

「セノコ・パワー・リミテッド社」の株式売買契約の締結について〜シンガポール最大の電力会社の株式取得〜

ちょっと不思議に感じる。
デフェンシブ銘柄の代表とされる電力会社を、
景気が悪くなっているこの時期に、なぜ売るのだろう。
テマセックと言えば、賢い政府系ファンドの代表と言われてるのに。
もっとも、メリルリンチに去年投資しているが今の所、底値ではなかったようだ。

調べてみると、テマセックはハイリスクハイリターンを追及しているらしい。
その一貫と言った所なのか。

ただ、シンガポール経済自体はかなり問題が出ているようだ。

09年のシンガポール経済成長は鈍化、危機には陥らず=首相


また第2・四半期には経済がマイナス成長となったことから、
一部エコノミストは、今後同国がテクニカルな景気後退(リセッション)に突入するとみている。


考えてみると、シンガポールは石油が出ない無資源国なのだから、
石油の値上りがこたえたのだろう。
中継貿易の国というイメージがあったけれど、
実際には工業製品の輸出が80%以上という工業国だ。
景気が悪くなってもおかしくない。

さらに、シンガポールは欧米の金融機関のアジアの指令基地になっている。
サブプライム危機から始まる影響が出ているはずだ。
日本だって、不況で外資系金融会社のオフィス需要が減っているとか、
高級ホテルの宿泊客が減っているとかという話が出ている。
シンガポールは、もっとどっぷり漬かっていても当然だ。

シンガポールの指導部は賢いというイメージがあったので、
マイナス成長と聞いて驚いた。
今後も要チェックなのかもしれない。

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