異をとなえん |

日本がスイーツ天国な理由

2008.07.18 Fri

20:09:04

NHKの衛星番組「COOL JAPAN」でスイーツ特集をやっていた。
日本はスイーツがいろいろあって、味もいい、日本はクールだという番組だ。

荒俣宏が、なぜ日本はスイーツ天国かという説明をしていた。
日本は封建社会が長く続いたが、
封建時代の戦争の特徴は相手を最後まで滅ぼさない事だったので、
各地方が主体を持った単位として残っていった。
だから、各地方が共存していくために微妙に違った物が作られ、
いろいろな菓子があるというような説だった。

疑問だ。
ヨーロッパも封建社会が長く続いたのではという疑問もあるけれど、
民族や国民性の違いなどと言うことに簡単に結びつける発想が嫌いなのだ。
普遍的で単純な回答を、まず探さなければならない。

真似される文明 - 「日本文明・世界最強の秘密」感想(その2)
で下記に書いたように、日本の特殊性よりも、
大都市の人口の大きさが多様性を生み出している説の方が、
ずっと簡単で納得しやすい。


また、日本では高品質の商品が多いと言われている。
その理由は、次のようなものだろう。
大量に人口が集中しているから、その部分で非常に多様な商品が売れる。
その中には高価だが高品質な商品が含まれる。
消費者はいろいろな商品を使うことによって、品質の目利きができるようになり、
価格に見合った品質の商品を買っていくことになる。
品質の評価も人様々だから、結果として幅広い商品が売れていく。

大きな都市がなければ、小さな市場では価格が一番の要因になって、
高品質の商品が売れにくい。
高品質の商品がなければ、そもそも高品質の商品を欲しがる消費者が生まれない。
この悪循環によって、いつまでも安くて低品質の商品しか売れない。
低価格が売り物のウォルマートが、
アメリカで最大の都市であるニューヨークに店を持っていない理由だ。


実際、個々の商品はともかくとして、
デパートB1の各スイーツ店が多いのは明らかに大都市の特色だ。
地方ではあんな風になってないだろう。

東京や大阪は、人口が多く所得が高い都市であるけれど、
欧米にもニューヨークやロンドンのように人口がかなり多くて所得も高い都市がある。
これらの都市ならば、豊富なスイーツが発展する可能性もあるのではないか。
だが、これは難しい。
単に人口が大きいだけではダメで、できるだけ一点に集中する必要がある。
核融合みたいに、圧縮され集積度の限界を超えるまで反応は始まらないのだ。

ニューヨークでもスイーツ好きな人間はいるだろうし、人口としては十分ある。
ただ、店があっても簡単に行くことができない。
通勤途中に気軽に立寄れる日本と違う。
特別にスイーツが欲しくて集まる客だけでは、どうしても売り上げが落ちてしまう。
そして、スイーツは見ること、食べることによって、
欲望が膨らんでいく商品だ。
アクセスする機会が少なければ、欲望も減退していく。
これらが、スイーツ天国になっていない理由だ。

日本では鉄道のターミナル駅近辺にあるデパ地下には膨大な人間が集まってくる。
これが日本をスイーツ天国にしている最大の理由だろう。

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