異をとなえん |

藤原氏のこと - 日本人は天皇の子孫か?(その3)

2008.07.13 Sun

01:27:30

日本人は天皇の子孫か?
を読んで、疑問に思った人がいるのではないか。
佐藤、加藤、伊藤などの大姓は、基本的に藤原氏の子孫だから、
天皇直系男子の子孫ではない。
でも、それらの大姓が含まれていないのに、
天皇直系男子が70%なんて割合になることがあるのかと。

藤原氏の元は中臣氏といい、鎌足の時に藤原の姓を貰い、
その息子不比等の子孫だけが代々引き継いでいる。
物部や大伴と言った、天皇の臣下だった一族が衰退していった後も、
藤原氏は天皇と縁戚になる事によって、平安時代を通じて権力の中枢にいた。
私が描いたモデルの中での上位1%にずっと入っていたことになる。

モデルでは、上位の方から常に天皇直系男子の子孫が占めていくから、
初期に藤原氏のような例外があると大幅に狂っていくことになる。
ただ、上位階層での例外は藤原氏だけで、
他はほとんど天皇の直系男子の子孫が占めたようである。
つまり、一番上に天皇がいて、
その子孫が基本的に上位を占めていく構造は変わってはいない。
この構造が成り立つのは、
一番上位を常に天皇または天皇直系の男子が占めているからである。
他の国みたいに途中で征服されたりすると、そこからは大幅に変わってしまう。
これは日本では起こらなかった。

私のモデルで一番問題なのは、天皇の子孫が基本的に上位を占めているとしても、
階層が落ちていく時常に非天皇直系の男子が先に落ちていくことである。
しかし、天皇の子孫である事を意識できるレベルは別として、
その意識が無くなっているレベルでは、その個人が社会で優位に立てる理由はない。
結局、そのレベルでは個人の能力、運などによって社会競争での勝者が決まる。
まあ、ランダムということだ。
そうすると、それなりの家意識を持っていると、ずっと存続していくことになる。

天皇の直系男子が70%を占めるというのは、そういう意味でかなり怪しい。

しかし、藤原氏は、始祖である鎌足の妻が皇族で、
その息子である不比等は天皇の子孫になる。
だから、すべての藤原氏は天皇の子孫である。

また、各階層の中で存続していった家にしても、
その妻には天皇家の子孫を娶る可能性が強く、
そうすれば、その家も天皇の子孫になる。

男系女系混ぜてしまったら、
そもそも男系でモデルを作る意味があるのかという疑問はあるが、
そうしないと目安も持てない。
また、男系という観点がないと、2などと言う増加率を設定できないので、
そういう意味で必要になっている。

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