異をとなえん |

「沸騰都市ダッカ」感想

2008.06.23 Mon

03:10:15

「沸騰都市第3回 ダッカ “奇跡”を呼ぶ融資」を見る。
NGO団体による低利の貸出が経済を成長させているという内容だった。
そのNGOから貸出を受ける例として、縫製業の起業家、本当に小さな雑貨屋、
農村の学校にインターネットを引くなどが出ていた。

前の2回の感想はここここにある。
前の2回と違い、
貧乏だが働いて借金をきちんきちんと返して成長していく話で、個人的には感心する。
金融業的な物を否定するわけではないのだが、
どういう付加価値を生み出しているのかが、見えにくくなるので、私は苦手だ。
その点、番組で出ていた縫製業とかは、
どこで付加価値を生み出しているかわかりやすく、成長しているという実感が持てる。

バングラディッシュが6%成長をし、
ダッカはその首都として活気を呈していることに驚く。
世界で最も貧乏な国も成長している。
ダッカが沸騰都市というイメージは全然なかったのだが、
それがいい意味で裏切られた。

番組の中での素朴な疑問は、この成長が低利な金融にあるとして、
この低利な金融がなぜ実現できたかということだ。
低利な金融を考えだした人が始めて生まれたというのが、一つの答だが、
私は疑問に思う。
むしろ、アメリカの低金利政策や好景気が世界的な成長を促しているのでは、
ないだろうか。

今まで「沸騰都市」の番組を見てきたが、新興国のエネルギーを感じ取るよりも、
アメリカのパワーを強く感じる。
アメリカの成長が各国からの輸入を大幅に増やし、
それが回り回って世界中を潤していく。
この番組の中でも、
新規に始めた会社にサウジアラビアとアメリカからたちまち注文が来る。
人件費が安いのだから、当然という考え方もあるだろうが、
どうも話がうますぎる気がしてならない。
ずっと不景気な日本人のやっかみかも知れないが、不安な所だ。
景気の上がり下がりがあるのは資本主義の常である。
世界景気が悪化した時、ダッカはどうなるだろう。

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