異をとなえん |

ハイチが取るべき経済政策とは?

2008.06.04 Wed

02:39:09

月曜のワールドビジネスサテライトで食料危機についての特集があった。
そこで、ハイチの事情が紹介されていたのだが、
いろいろ考えさせられた。

番組の中では関税を自由化して大幅に下げたのが問題となっていた。
アメリカから安い米が輸入されるようになって、
自国の米の生産が激減したと言うのだ。
ただ、米が輸入できると言うことは、
その代金を稼ぐために輸出できるものがなくてはならない。
その部分が発展しているならば、米が高騰してもかなり対応できるはずだ。

そこで、ハイチの貿易構造を見ると、2003年で輸出が3.5億ドル、輸入が12億ドルで、
とてつもない赤字である。
輸出は軽工業品が86%、農産物が10%、輸入は食料が28.3%で、
残りは工業製品とかいろいろだ。
なんで、こんな赤字で経済が成り立っているのかはよくわからない。
二宮書店が出している「2006データブックオブ・ザ・ワールド」を参照にしたのだが、
そういう部分は書いてない。

ただ、想像はできる。
まず外国からの援助がかなりあるのだろう。
それから、ジャレド・ダイアモンド著の「文明崩壊」によると、
ハイチから隣国のドミニカ共和国に出稼ぎに出ている人が多いらしい。
その送金で赤字を埋めていると思われる。

こんな経済構造の元で、ハイチはどう経済政策を取ったら良かったかを考える。
農業を保護して食料の自給自足を目指すというのが、一番普通か。
ただ、これは食料が安い頃は効率が悪くなり、
元々貧しい国をさらに貧しくさせるだろう。
かと言って、今のように自由に食料を輸入をしていると、
今回のような価格の暴騰が発生した場合苦しくなる。
どうしていいか、はっきり言ってよくわからない。

しかし、出稼ぎや援助で成り立っている経済は問題だという事がわかった。
出稼ぎは当該国では貴重な外貨収入源だろうが、自国の生産を弱める可能性が大きい。

結局、最終的な結論は出ない。
また後でいろいろと考えてみる。

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