異をとなえん |

日本のエネルギー効率

2008.05.26 Mon

03:01:51

ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話: 例のやつその12・・・ではなくて今日は日本の貿易の話。

上記の記事を読むと、イギリスのエネルギー効率がいい。
ちょっと納得できなくて、自分でいろいろと計算してみる。

2003年の石油消費量は単位万tonで次のようになる。
(日本国勢図会2006/07年版p115)

日本: 20,763
中国: 25,187
米国: 79,220
英国: 7,809
ロシア: 19,767

2003年のGDPは単位1億US$で次のようになる。
(日本国勢図会2006/07年版p96)

日本: 42,426
中国: 14,675
米国: 109,185
英国: 18,057
ロシア: 4,315

その結果、石油1万ton消費当たりのGDP生産高(単位1億US$)
は次のようになる。
小数点4位以下は切り捨て

日本: 42,426 / 20,763 = 2.043
中国: 14,675 / 25,187 = 0.582
米国: 109,185 / 79,220 = 1.378
英国: 18,057 / 7,809 = 2.312
ロシア: 4,315 / 19,767 = 0.218

やはり、イギリスの効率がいい。
しかし、石油の消費量で比べているのが若干問題を感じる。
石油は消費していないが、石炭・天然ガス・原子力などを大量に消費している国の、
エネルギー効率はいいと言えるだろうか。
それらを含めた一次エネルギー供給量全てで計算した方がいい。

2003年の石油に換算した一次エネルギー供給量は単位万tonで次のようになる。
(日本国勢図会2006/07年版p105)

日本: 51,710
中国: 140,938
米国: 228,079
英国: 23,195
ロシア: 63,972

一次エネルギー供給量と消費量の差がよくわからないのだが、
統計の微妙な違いだろうと無視しておく。

その結果、石油に換算した一次エネルギー供給量1万ton当たりのGDP生産高(単位1億US$)
は次のようになる。
小数点4位以下は切り捨て

日本: 42,426 / 51,710 = 0.820
中国: 14,675 / 140,938 = 0.104
米国: 109,185 / 228,079 = 0.478
英国: 18,057 / 23,195 = 0.778
ロシア: 4,315 / 63,972 = 0.067

これだと日本がトップに立つ。
イギリスは天然ガスの消費量が日本より多くて、これで逆転を許した。

2007年だと日本はドル換算の名目GDPがほとんど伸びていないので、
たぶんイギリスの方がエネルギー効率は良くなるだろうが、
2007年の一次エネルギー供給量がわからないので今回は無視しておく。

日本のエネルギー効率はいいという先入観があったが、
実際はイギリスとたいして変わらない。
一つ勉強になった。

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