異をとなえん |

売却価格がローン残高下回る-アメリカ終わった?(その4)

2008.02.16 Sat

01:13:53

アメリカ終わった?のシリーズの中で、住宅の売却価格+ローン終了までの家賃の価格+ローンをデフォルトした場合の不利益が、ローンの残高を下回れば、ローンを払えるのに払わない方が得であるという話をしてきた。そして、プライムローンにまで危機が及べば問題だと。参考になる記事が出ていたので紹介する。

米住宅市場:売却価格がローン残高下回る物件増える−相場一段安も

ゴールドマン・サックス・グループの米国担当チーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏によれば、今年末までに全米で最大1500万世帯の住宅ローン残高が購入した住宅の価値を上回る公算が大きい。同氏は2月1日付のリポートで、こうした状況が住宅差し押さえ増加や住宅価格下落、住宅ローン貸し倒れ拡大につながる可能性を指摘した。



アメリカの住宅販売市場は新築100万戸、中古700万戸ぐらいだ。(参照[米サブプライム問題に学ぶ!住宅購入の教訓])1500万世帯ということは、今年末で2年間分のローンが危機に瀕する事になる。

不動産データサービスのジルロー・ドットコムが12日に公表したリポートによれば、2年前に住宅を購入した人の39%がすでにその住宅を売却できる額より多い住宅ローンを抱えている。5年前に購入した人についていえば、こうした状況に陥っているのは3.2%だけだ。



今現在で過去2年間に購入した人の約40%だから、大体上と合っているような気がする。後、5年前に購入した人の計算ではホームイクイティローンを計算に入れているのだろうか。どう調べたかわからないのでよくわからん。

ここで重要なのは、住宅の売却価格はローン終了時の時点での予想売却価格であることだ。アメリカは今まで住宅価格は上がり続けてきたから、下落しても反転すると考えている人はまだ多いはずである。そして売り手は価格を下げている事をできるだけ表面化させたくないから、リベートを払ってごまかしている。このごまかしが効かなくなり、予想住宅価格が今より下がると思い始めると危険度がより増すことになる。

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