異をとなえん |

アメリカ終わった?(その2)

2008.02.09 Sat

04:52:10

昨日の記事を書いた後、ぐっちーさんの所で、

アメリカの国債の入札が不調の記事

が出ていて、ますます暗い気持ちになる。

国債入札の不調は下記の記事を参照。

DJ-【米国債市場概況】新発30年債入札不調で、30年債価格は急落

しかし、一晩おいて冷静に考えてみると、プライムローンの破綻が始まったとしても、アメリカは何とかなる気がしてきた。債務の証券化等によって負担は世界中にちらばっている。アメリカがそれを一国で負担する必要はない。というより、負担する必要をなくすために債務の証券化をしているのだ。世界がそれを貸した以上、貸し手責任がある。

ヨーロッパや日本の機関投資家が大量にそれ関連の証券は持っていそうだが、自己責任だから自分達で処理するだろう。ヘッジファンドも責任は自分持ちだ。潰れたってたいした問題ではないんじゃないか。重要なのは、アメリカの銀行や証券会社だが、これは倒産するとシステムリスクがあるならば、国有化してしまえばいい。大きな破綻は防げるだろう。

一番問題なのは、国債入札の不調が示すように、アメリカに資本が入らなくなることだ。その場合、ドルの暴落によってハイパーインフレが起こり、経済システム全体が動かなくなってしまう危険性がある。しかし、純債務国になったとは言え、

「米国凋落論」の甘っちょろさ

によると、米国は債務が約16兆3000億ドルあり、債権が13兆8000億ドルある。債権は他国通貨建てだから、ドルが半値にでもなれば、純債務国に早変りだ。相場が今の半値ならば、輸出も急増しているだろうから、無限に下がる事はない。

債券がぼろぼろ破綻すれば不況は免れないだろうが、奈落の底へ落ちてゆくこともない。そう考えればアメリカは十分建て直せる。むしろ、日本の方が債券の破綻とドル安による債権の価値の目減りで損が大きいかもしれない。まあ、諸外国から信用されなくなるから、金融業のダメージは大きいだろう。アメリカも結構苦しいだろうが、それはまあしょうがない。大恐慌さえ、避けられれば私はうれしい。

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コメント

23

ぐっちーさんのコメント欄にも書きました(まだ反映されてないです)が、米長期国債金利が上がったのは別に大した問題ではないというか、悪いこととも一概に言えないでしょう。

長期国債金利+リスクプレミアム=民間長期金利≒名目成長率=実質成長率+インフレ率

ですから、長期国債価格が下落して国債金利が上がったというのは、

1.リスクプレミアムが縮小した。
2.期待実質成長率が上がった。
3.期待インフレ率が上昇した。

のいずれかです。

むしろ日本の方が問題という点に同意です。

http://www.dir.co.jp/publicity/column/060801.html

この記事(2006年8月)以降、現在では長期金利がずっと下がっています。

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