異をとなえん |

英語を学ぶ日本人は欧米に精神的に屈伏しているか?

2008.02.02 Sat

03:53:05

鈴木孝夫氏がどこかの本で、下記のような事を主張していた。英語を勉強する日本人は英語の国に対して全面的に屈伏している。逆に、日本語を勉強する英米国人は日本に批判的に勉強している。日本人の心情が情けない。

情けないではなくて、当然だと私は思う。日本人が英語を勉強するのは、英米の技術文化を学び取るためだった。当然のことながら、自分たちにはできない技術を持っていれば尊敬するし、自分たち持っている文化以上に面白い、素晴しい文化があれば好きになる。つまり、英語を学ぶのは好きなもののためなのだから、英語の国に対して肯定的な感情を持つのは普通のことなのだ。

逆に、ちょっと前、英米の国の人が日本語を学ぶ最大の理由だったのは、日本を敵として認識し、いかにそれを打倒するかを考えるためだ。第二次世界大戦の時は日本を軍事的に打倒するために、日本が経済大国になった時は経済進出を阻止するために、日本語を勉強したのだと思う。日本の弱点をあら探しするために日本語を勉強している人間が日本に対して批判的なのは当たり前である。

そういう事を考えると、現在の日本語を勉強している人間の多くが、アニメゲームを代表とする日本文化を学ぶためで、その結果、今日本語を勉強している人の多くは、日本を圧倒的に称賛している人が多い。気恥ずかしくなるほどである。

そんなわけで、鈴木孝夫氏の批判は焦点を誤っている気がする。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら