異をとなえん |

TPPに早く参加すべきと主張する人の考えが不思議だ

2013.02.23 Sat

21:47:17

TPPに早く参加すべきと主張する人の考えを不思議に思っている。

かんべえの不規則発言2月14日の記事を見ると、次のようにある。

引用開始

○ところが、です。仮に今年の秋くらいにTPP交渉がまとまってしまって、その後から日本がこそこそと参加しようとすると、「聖域」が認められないということになってしまう。既に合意ができてしまってから、「アメリカの砂糖が認められるんなら、わが国のコメも認めてくれ」と言っても手遅れである。「われわれは交渉して妥結したのだ。交渉に参加していない日本は、この合意を丸呑みするかしないか、どちらかしかない」と言われてしまう。交渉に入ってしまえば、「コメは聖域だ」と言い張ることもできるけど、参加自体をためらっていると、そのチャンスも失われてしまうのです。

○だったら、今すぐ参加を表明した方がいい。このタイミングを逃してしまうと、参院選が近づくにつれて自民党議員に対するプレッシャーは強まるだろう。それこそ、議員さんたちが何回も踏み絵を踏まされてしまうのです。それで参院選が終わった後に、「やっぱりTPPに参加します」などと言ったら、これはやっぱり許されなくなってしまう。だったら、今ここで決断する方がいい。
引用終了

何が不思議なのかと言うと、TPPに早く参加すれば「聖域」が認められるというのは利点ではない点だ。
自由貿易は関税をかけない方が消費者にとっては利益になるから望ましいというのが、経済学の理屈だ。
自由貿易協定に参加する最大の利点は、自国の圧力団体を押さえ込んで米などの農産物の関税が廃止されるという点にある。
少なくともTPPに参加すべきと主張する人たちの理屈はそうだと思う。
だから、早期にTPPに参加しないと聖域が認められなくなるというのは、どうみても望ましいことのはずだ。

早期にTPPに参加すれば独自の日本ルールが認められなくなるという話もあるが、本当にそれが世界の標準ならば日本ルールを変更した方が望ましいのではないだろうか。
少なくとも、独自の日本ルールを守ることが絶対的な国益という理屈はおかしい。

そんなわけで、TPPに参加した方いいかどうかよくわからないでいる。

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557 続:TPPに早く参加すべきと主張する人の考えが不思議だ

前回の記事を書いた後、考えてみた。 最初に記事を書くときは考えがまとまっていなくて生煮えの部分がたくさんある。 そこで、一度書くと抜け落とした部分が見えてきて、より本質に近づいた考えができる。 前回の記事では、TPPの本質がよくわかっていなかった。 しかし一度書くことで、TPPの本質はブロック経済化だと確信できた。 TPPに賛成している人たちの目的が日本の関税をなくすことでは