異をとなえん |

安倍自民党新総裁の選出に困った

2012.09.26 Wed

21:36:47

困った。
自民党の新総裁に安倍氏が選出された。
次期総選挙では自民党に投票するつもりだったのだが、安倍氏が再度首相になるというのでは話が違う気がする。
安倍氏が総理だったときに、造反議員を自民党に復党させたのは未だに許せない。

その時の感想で発表しなかった文章が次だ。

引用開始

安倍首相が郵政造反議員の復党を認める決定を下す。
支持できない。
郵政民営化に反対したからと言って、今現在賛成に回っていれば戻す事もいい。
それ自体が反対ではない。
問題はなぜ今かと言うことであり、この決断の安易さである。
大義名分がないというのは、新聞でも批判している。
特にそれを緩和するような策を取ってもいない。
しかし、復党反対のアンケート調査は出ている。
つまり、安倍総理の復党を認めるという判断は、支持率低下を我慢してまでも貫き通すべき何かが無いにもかかわらず、実行されているのである。
これに私は安倍総理の安易というかおごりを感じる。
たとえば、衆議院の落選者で参議院に鞍替えしたい候補者の復党を認めるならばわかる。
しかし、衆議院の当選者の復党を認める意味はない。
無所属だと資金繰りが苦しいからなどと言う理由は、国民には全く関係がない。
結局、安倍総理の自分にシンパシーを感じていた人を救いたいという、自分の私情を優先しているとしか思えない。
私情を優先していては総理はできない。
引用終了

総理大臣というのは選挙に勝ち、自分にとってもっとも重要な政策を実現していくのが目標でなくてはならない。
選挙の勝利のためでもなく、重要な政策の実現のためでもないことにコストをかけるのは、甘すぎる。

けれども、人間は成長する。
安倍氏も過去の失敗を反省して、政治家として成長しているのかもしれない。
でも私にはどうも不満が目につく。

たとえば河野談話の見直し論だ。
安倍氏は今回の総裁選での討論で、次のような話をした。

引用開始

「河野談話の核心をなすところは強制連行。朝鮮半島において家に乗り込んで強制的に女性を人さらいのように連れて行く、そんなことは事実上証明する資料はなかった。子孫の代に不名誉を背負わせるわけにはいかない。新たな談話を出すべきではないか」
引用終了

私も従軍慰安婦は強制でなかったという考え方なので、見直しできればその方がいい。
しかし前回総理のときも、河野談話を見直そうとして失敗し、かえって踏襲することを余儀なくされた。
泥沼化することが必死な問題にわざわざ挑戦することが総理として正しいのか、他にもっと重要なことがある気がする。
なんというか大事と小事の区別がついていない。

安倍氏が総理となった場合目指すべき政策に尖閣諸島の実効支配の確立というのがある。
安倍氏は尖閣諸島に人員を配置するつもりだと明言している。
私もこの政策自身は賛成だ。
けれども実行すれば中国からの反撃は物凄いものがあるだろう。
その場合韓国と無意味に対立するのは望ましくない。
二方面で同時に戦うより個別撃破を目指すべきだからだ。
だから少なくとも最初は河野談話は放置しておいた方がいい。
こういうのは私には普通の戦略に見えるのだが、どうもその判断ができないように見える。
私の政治理解のミスかも知れないが、前回の総理のときの判断を考えると能力不足の気がしてならない。

総選挙のときどこの党に投票すべきか、困ったものだ。

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