異をとなえん |

日本の生産性の成長

2012.08.23 Thu

21:16:38

今日読んだ中で一番気になった記事が、「失われた20年、実は日本の生産性は成長していた」だ。

この20年の日本の生産性やその推移を記事にしている。
数字を伴ってまとめられると想像力が刺激される。

グラフでは日本がこの20年労働生産性はそれなりに上昇し、資本生産性は90年代は低下を続け、2000年代は世界の中でもトップクラスの上昇をしたことを示している。
資本生産性が90年代下がり続けたのは、バブル後の不況によって既に発注していた設備投資が完成したのに対して、それに比例する形で生産高は増えなかったからだろう。
バブル以後のムダの塊みたいな、公共事業や観光施設の建造によって、資本は増えたけれども、それを使う人がいなければ当然生産性は落ちる。
そういう話だ。

2000年代になると不況によって、リストラをせざるを得なくなった。
無駄な設備を廃棄処分することで生産性が向上した。
世界で見ると多くの国で2000年代からの資本生産性はマイナス成長になっている。
これは日本のバブル以後の対応を今実行しているからだろう。
またバブルの時期は日本の1990年ごろの資本生産性の成長率が高くないように、資本を無駄遣いしがちだ。
だから世界の資本生産性は2000年代低くなっている。

労働生産性は一応ずっと成長していた。
実質成長率が常にプラスであり、日本企業はあまり人を切ることをしないので、労働生産性は結果として成長を続ける。
アメリカみたいにダイナミックにリストラをすると、労働生産性は大きく動く。
実際金融危機後、アメリカ企業は人切りを大幅に進めて、労働生産性が向上し、企業利益を高く保っている。
ただ短期で見た労働生産性にどれほど意味があるかわからない。
長期的に労働生産性が上昇しているならば、重要なのだろうけれど、世界の中では普通に伸びただけのように見える。

いろいろと思考は刺激されるのだけれど、さてここから何が言えるかというと、たいしたことが思いつかないでいる。

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