異をとなえん |

続:国民を信頼しない政治家の末

2012.08.07 Tue

21:13:31

昨日は若干きつい書き方をしてしまった。
基本的に私は指導者に対して甘い考えを持っている。
自分が総理大臣だったら、たいていのことはうまくできないだろう。
国会議員になって有権者の支持を集めることは大変だし、危機の時の対応も必要だ。
たとえば、菅総理の原発事故の危機対応への批判はあまりにもかわいそうすぎる。
あの状況で最善の対応を取れる人がこの世界にいるのだろうか。
いまだって、最善の対応方法がわからないのに。

だから、民主党の総理大臣にしても、その前の自民党の総理大臣にしてもそれほど個別の批判はしたくない。
でもやはり納得がいかないことは多分にある。

前にも書いたけど、野田総理は消費税増税に対してはっきりと反対していたのに、なぜ賛成に意見を変え、その旗を振れるのかがわからない。
忘れたなどということはありえない。
選挙の時の演説は同じ内容を何回も話すはずだ。
何回も話すことによって、有権者にうまく伝えられる。
だから絶対に覚えているはずだ。
それなのに、消費税増税を旗印にして代表選挙に挑戦し、消費税増税に突き進むのは人間として恥ずかしくないのだろうか。
私は能力がなくともこんな恥ずかしいことはしない。
いやまあ総理大臣の座が目の前にぶら下がっていたら、やってしまうかもしれないが、それでもこれは批判せざるを得ない。

自民党は不信任案の提出を明日(8/8)の朝まで待つみたいだ。
最終的な野田総理の判断を見たいのだろう。
でも野田総理は決断を先延ばしにしそうだ。
自民党が消費税増税法案に対して反対に転換したとしても、不信任案を否決すれば、法案成立の機会はあると考えているように見える。
不信任案を否決すれば、最終的には消費税増税法案成立、解散総選挙がやはり落としどころだからだ。
だから決断を先延ばしにする。
でも本当に不信任案を否決できるのか。

民主党に残っている消費税増税反対派は、選挙怖さに不信任案の反対に回っても、最終的に消費税増税法案成立、解散総選挙選挙になれば、最悪の状況で迎えることになる。
消費税増税反対派からは本気で反対しなかったから成立したと責められるだろう。
消費税増税賛成派からは反対したことで民主党内で村八分だ。
こうもりさん状態と言っていい。
だとしたら、消費税増税反対という名目で選挙に突入した方がいい。
消費税増税反対で投票する有権者も少なからずいる。
もっともそれがどのくらいかはわからないが消費税増税反対派は賭けてみるしかない。
だから不信任案が可決される可能性は十分にある。

野田総理は今になっても執行部に任して決断を先延ばしにするならば、何一つを手にせず総理の座を追われることだろう。
もっとも決断できない性格の私も同じことをしそうだ。
でもそれだったら野田総理はなぜ消費税増税法案の可決をあれほど必死にしたのか。
党内から造反するほど反対派がいるとわかっていたのに。
結局野田総理の決断というのは他者の痛みがわからないからできるのであって、自分が泥をかぶる場合は何もできないのかもしれない。

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