異をとなえん |

「人類は衰退しました」感想

2012.07.24 Tue

20:52:55

ブログの記事をチェックしてみると、アニメや小説について全然記述していないことに気づく。
小説は最近あまり読んでいないけれど、それでも時々物凄く夢中になる本もある。
たくさん読んでいないのだから、はまった本はむしろ感想を書いておいた方がいい。

アニメはかなり見ているはずだが、それでも夢中になっているのは少ない。
けれども今季のアニメで気に入っている作品があるので、感想を書いておく。

「人類は衰退しました」が一番のお気に入りだ。

世界観は全然わからないのだけれど、ひきつけられる。
遠い未来、人類が衰退しつつあるらしいけれど、どう衰退しているのかよくわからない世界の中で、わたしが活躍していく。
国連の調停官という役職なのだが、どういう活動をしているのかよくわからない。
妖精が飛び回り、加工済みチキンが世界征服を目指す、というファンタジーな世界なのだが、どうも話はファンタジーではない気がする。

基本ギャグアニメみたいな感じなのだが、そう受け取れないところもあって解釈が難しい。
文明批判とも受け取れるのだが、それほど強いとも思えず、スパイス程度の味付けでしかない。
でも面白い。
パロディアニメ的な面白さなのだろうか。
元になる作品があって、それをなぞりつつ変形を加えることで内輪受けをねらう。
今のところそういう印象か。

ただ、なんとなく不穏な感じがある。
衰退という言葉に象徴される、退廃的で世紀末な感じだ。
それが微妙な苦味になっている。

説明することで、作品を理解しようとしたけれど、なんかうまくいっていない。
けれども、パターンが読めず、いったいどういう方向で話が収束するか見えないところが魅力的なのかもしれない。
私はそういうわけのわからない作品が好きだ。
どういう落ちをつけるかが見えないから、知りたく思う。

最新話はマンガの世界に落ちた人間の話だった。
その中でマンガの人気を保つには、ひきが全てだという主張があって、確かにそうだと思う。
実際このアニメはひきの力を持っている。

このアニメは小説が原作で、その話をシャッフルしている。
だから結末はないのかもしれない。
しかし、世界観を最後に提示することで落ちがつけられるような気がする。
つまり、この作品の最大の魅力は、このわけのわからない世界がどういう理屈で動いているかという謎だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら